50,60歳からの新NISAの使い方 人生に遅いということはない

新NISAは昨年末から予想していた以上に盛り上がっていますが、50、60代では「もう遅い」と諦めている方も多いようです。そんな方向けに新NISAの使い方についてご紹介します。

短期間で投資商品の買い付けを完了させる

マネーポストWEB さんの記事はこちら

【60歳からのNISA投資シミュレーション】退職金などまとまった資金がある世代 3~5年で買い付けを完了させる「キャッチアップ投資」で複利効果を実感 | マネーポストWEB
NISA(少額投資非課税制度)がきっかけで退職後に初めて資産運用を行ないたいと考える人もいるだろう。どのように運用していくのがよいだろうか。新刊『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』が話題のフ...

まとめると。

■対象者
60歳以上で退職金、相続、贈与、マイホーム売却などで手元にまとまった資金がある方。
■投資方法
長期ではなく3~5年の短期で投資商品の買い付けを完了させそのまま保有し続ける。

一括投資ではなく3~5年に分割をして買い付け、少しずつリスクになれていく。

まとめ

60歳からの新NISAの使い方についてご紹介をしました。

3~5年の短期で投資商品の買い付けを完了させ保有し続ける。
 
60歳からNISA口座の使い方についてはこの記事の内容で概ね問題はないと思います。ただし、一点重要なことが抜けています。
それは、購入する商品について何も触れていないということです。購入する商品は言うまでもなく全世界株か米国株のインデックスファンドでしょう。
つみたて投資枠から埋めて、余裕があれば成長投資枠を使えばいいです。成長投資枠はつみたて投資枠と同様に積立投資が可能です。
NISA口座でアクティブファンドを購入し続けても最悪の結末になることは目に見えてます。
また、シニアなどによく勧めていることが見られる高配当株は買わなくてよいです。なぜなら、特に高齢になってから投資内容を複雑にする必要はないです。
投資を継続、勉強をしているうちに半分趣味として高配当投資がしたくなった。というのであれば少額で初めてみるのはよいと思います。
更に高齢になる数十年後に取り崩しをするということを考えて、シンプルが鉄則です。
また、時間が少ないということもありますので「老後資金として使えなかった」とならないよう、あまり欲張らずに取り崩す時期も決めておいた方がいいです。
 
60歳である程度の現金がある方向けの記事でしたが、現金がない方はあきらめるのではなく、働けるのであれば働き、毎月少しでもいいので、大きな期待はせず積み立て投資を行うことです。
50歳からの投資については、60歳と考え方は同じですが、より時間があるので投資になれてきたら、毎月の投資額を増額してもよいでしょう。
年代に関係ありませんが、一番大事なことは投資の目的(多くの方は老後資金)を達成する年数まで取り崩さないことです。
一度、取り崩してしまうと、ご紹介をしたグラフのように複利効果が効かなくなります。それでは何のために投資を始めたのか本末転倒になってしまいます。
何度見ても複利効果はすばらしいです。特に30年を超えたあたりからの上昇幅がすばらしいです。
これが、なるべく早く投資を始めることを勧める理由です。
「20代の方がうらやましい。もし20代から投資を継続していれば…」とは心の底にある独り言です。
誰もがそう思っていますが、今できることは今日から行動することだけです。
ともに日々、行動をして少しでもより良い人生に変えていきましょうね。
 
50,60代の方はこちらの記事も参考になると思います。
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