あなたの金融リテラシーは高いですか?「自分の金融リテラシーは高い」と思っている人の金融トラブルは多いというデータについて、ご紹介します。
「自分の金融リテラシーは高い」と思っている14.6%が金融詐欺被害にあっている
日経新聞さんの記事はこちら。
まとめ
「自分の金融リテラシーは高い」と思っている高齢者は金融トラブルが多いというデータについてご紹介をしました。
今回の調査は、60代だけなので若年層も同じ結果になるかは分かりませんが、少なからずこのような側面はあるとは思います。
投資も初心者よりは、慣れてきたぐらいの人の方が失敗をする可能性が高いです。
今回のデータは、どんなに知識が増しても自身過剰になることなく、謙虚な気持ちを忘れないということを再認識させてくれました。
フィンウェル研究所の「60代6000人の声」調査では他にもこのような傾向がありました。
1.年収や資産額が高いほど5つの質問の平均点が高い
年収
201-400万円 45.49点
601-800万円 50.12点
1000-1500万円 53.58点
資産額
1-500万円 43.50点
1501⁻2000万円 50.86点
1億円以上 59.63点
全回答者数6503人のうち、年収が1000万円以上の方は770人で11.8%、資産が1億円以上ある方は328人で5%でした。
2.資産額、年収が多いほど資産運用をしている割合が高い傾向
保有資産額別資産運用状況
世帯年収別資産運用状況
資産額については、「資産運用している」や「資産運用をしたことがない」ときれいな相関関係になっていることが分かります。
ここで言う”資産運用”とは株式投資もしくは不動産投資でしょう。
これらのデータから分かることは、資産額が多い方は金融リテラシーが高く、ほとんどの方は貯金ではなく株式投資をしているということです。
逆に言うと株式投資をしないと資産額を増やすことはできないということです。
もちろん、稼いでいるからこそ、株式投資に多くの資金を入れることができるとも言えますが、効率的にお金が増えることが分かっているので株式投資をしているのです。
謙虚な気持ちを忘れることなく、コツコツと株式投資を継続していけば資産1億円も夢ではないことが分かるよいデータでした。^^
「金融リテラシー調査2022年」のデータは以前にも取り上げていて「”金融教育”を受けた人と受けていない人で行動にどのような違いが出るのか」という観点で検証しています。
金融リテラシーを身に付けることでこのような金融トラブルを避けることができます。
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