2014年の「新NISA」を使った資産形成に乗り遅れたくない投資家が今すべきこと

2014年から「新NISA」が始まりますが、投資家が今すべきことについて山崎元さんが語っています。

新NISAで個別株を選ぶのはありだが、アクティブファンドはばかばかしい

ダイヤモンド オンラインさんの記事はこちら

2024年の「新NISA」に乗り遅れたくない投資家が今すべきこと
2024年から新制度がスタートする、いわゆる「新NISA」の顧客争奪戦が金融業界でもう始まっている。金融機関側の思惑をお伝えするとともに、この「お得」な新NISAの波に乗り遅れないために投資家が今すべきことを解説しよう。

“投資家が今すべきこと”に的を絞ってまとめると。

■投資家が今決めるべきこと

1.新NISAでも利用する取扱金融機関の選択

ネット証券を強く勧める。SBI証券か楽天証券かの二択。
※4月から楽天証券の社員でなくなった

 

2.投資方針の確立と必要ならその準備

成長投資枠で個別株式への投資を行うことは、「趣味としての株式投資と資産形成を兼ねて」自分で個別株のポートフォリオを作る投資方針は「あり」。

ただし、インデックスファンドへの投資に大きく劣らないポートフォリオを自分で作るのはそう簡単な作業ではない。

成長投資枠でアクティブファンドを選ぶのがいいか否かについては、純粋に投資の意思決定として考えた場合には、ばかばかしいと言うしかない。

 一般論として米国株式単独、日本株単独のような投資よりも世界株式のインデックスファンドが優れている。

偏った投資(つまりアクティブ投資)よりも平均に投資することが有利である「平均投資優位の原則」とでも言うべき頑健な原理に支えられた結論。

 

3.現行の一般NISA、つみたてNISAの選択と利用法の決定

年間360万円、5年目に1800万円の新NISAの投資枠がすぐに埋まる予定の投資家
つみたてNISAで「年1回積み立て」の設定で40万円投資する。

5年後程度に1800万円の投資枠に大きな「空き」が見込まれる投資家
一般NISAで120万円の投資を5年運用した後に、新NISAの投資に回す。
※新NISAへの移行には換金が必要

まとめ

山崎元さんが語る「2014年「新NISA」での資産形成に乗り遅れたくない投資家が今すべきこと」についてご紹介をしました。
いつもの元さん節が今回もいい感じです。^^
・証券会社はSBI証券か楽天証券を使う

・個別株投資は趣味としては「あり」だが、インデックス投資に大きく劣らないポートフォリオを作るのは難しい

・アクティブファンドという選択肢はない

・5年で新NISAの限度額を埋められる人は現NISAでは「つみたてNISA」で一括投資

・5年で新NISAの限度額に大きく達しない人は現NISAでは「一般NISA」で5年運用後に新NISAに移行

 
前提条件を整理しておくと今回の記事で山崎元さんが対象しているユーザーは「今まで全く投資をしたことがない初心者」としておきます。
証券会社の選択から解説をしているので、そうなのでしょう。
 
証券会社の選択については、SBI証券か楽天証券が王道です。これに付け足すとすれば私が現在NISA口座を運用しているマネックス証券です。
その理由など詳しい内容はこちらです。
新しいNISAはどの証券会社・口座で始めればよいのか?
新NISAの開始まで10ヶ月程になりました。新NISAはいったいどの証券会社のどの口座で始めればよいのでしょうか?
 
個別株、アクティブファンドについては、全く同じ認識です。
1点だけ意見が異なるのは、上記、最後の”現NISAでは「一般NISA」で5年運用後に新NISAに移行”です。
新NISAの限度額を5年で埋められる、埋められないに関わらず、現NISAでは「つみたてNISA」で投資をすることお勧めします。
新NISAへの移行は確実に利益が出ている将来的にするのであれば「あり」です。
なぜなら、”初心者”が実質5年しか保有できない「一般NISA」で利益を出すには難易度が高いからです。
5年後にロールオーバーができない2023年度の複雑な「一般NISA」をわざわざ選択する必要はありません。
投資に絶対はないので、5年後に利益が出ているか出ていないかは分かりませんが、”最悪のケース”でマイナスの損益になっていた場合は、
税金は引かれませんが、マイナス損益のまま確定させマイナスの状態から新NISAをスタートすることになります。
また、NISA口座なので、プラス損益の商品が特定口座などにあったとしても確定申告で損益通算をすることもできません。
よって、2013年度のNISAでは”確実に利益が出せる人”以外には「つみたてNISA」をお勧めします。

※もちろん、大幅なプラス損益が出て結果オーライだったというケースも想定されます
 
もう少しだけ言わせていただくと、”現NISAでは「つみたてNISA」で一括投資”についても”初心者”が前提なので少し違和感があります。
初めて投資をする方の資産額やメンタルにもよりますが、全く投資をしたことがない方がいきなり、一括で40万円を投資をすることは一般的には難易度が高いです。
この辺りは、心がザワつかない人は「一括投資」、それ以外の人は無難に「つみたて投資」をすることをお勧めしておきます。
 
 
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