2024年から始まる新NISAでみんなは毎月の積立額をいくらにする予定なのでしょうか。全国、30歳未満から60歳以上の調査で積立予定の金額が見えてきました。
新NISAの積立額は平均5万円弱の予定
オカネコ マガジンさんの記事はこちら。
新NISAで積立額は2倍! みんなのつみたてNISAの積立額を調査 | オカネコマガジン
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■調査概要
方法
WEBアンケート
期間
2023年1月31日(火)〜2月2日(木)
対象
全国の『オカネコ』ユーザー663名
男性 54.3%、女性 45.7%
30歳未満 8.7%、30代 17.5%、40代 28.1%、50代 29.3%、60代以上 16.4%
世帯年収
400万円未満 30.6%
400万円以上600万円未満 17.9%
600万円以上800万円未満 15.4%
800万円以上1,000万円未満 8.6%
1,000万円以上 14.5%
わからない 13%
■質問
Q:投資をしているか?
している 64%
Q:「つみたてNISA」をしているか?
している 52.5%
していない 47.5%
Q:現在の「つみたてNISA」での積立額は?
3万円超 59.7%
3万円以下 9.5%
2万円以下 15.8%
1万円以下 14.9%
Q:「新NISA」での積立予定額は?
10万円超 28.5%
9万円以下 0.9%
8万円以下 1.4%
7万円以下 2.3%
6万円以下 0.9%
5万円以下 19.0%
4万円以下 10.4%
3万円以下 14.0%
2万円以下 10.0%
1万円以下 12.7%
Q:「新NISA」を利用したいと思うか?
※現在、「投資」や「つみたてNISA」を利用していない人への質問
利用したい 45%
利用する予定はない 17.9%
わからない 37.1%
利用する予定はない人の理由
・投資にまわすお金がない
・積み立てに回す程の余裕がない
・仕組みがよく分からない
・リスクが怖いし、住んでる所が田舎で過疎化してるため、失敗した時に相談する窓口がないから
・還暦を過ぎているので年齢的にメリットを感じられない
・年齢的に長期運用は無理
■考察
・年齢別の積立額では大きな差は見られないが、世帯年収別の積立額では差がある
世帯年収400万円未満:約3.6万円
世帯年収1200万円以上:約7.5万円
※3.8万円の差
・現在の「つみたてNISA」の積立額が3万円超の人は「新NISA」で積立額を増やす、3万円以下の半数以上は同額と回答している
まとめ
新NISAの積立予定金額の調査についてご紹介をしました。
みんなの新NISAでの積立予定金額は平均で48,665円
これは平均としては妥当な金額ということなのでしょうか?正直分かりません。
なぜなら、回答結果では10万円以上の28.5%が最も比率が高くなっているからです。毎月10万円以上、年間120万円も積み立てられる”変態さん”は一般的にはここまでは多くないはずです。
この平均は”変態さん”に引っ張られており、世の中の平均積立金額はもっと低くなることが予想されます。
今回の対象者は元からお金に興味がある人達なので、投資している人も64%と多く資産額が多い人が集まったと推測されます。
対象者に世帯年収が1000万円以上(14.5%)の方が多いのかな。とも思いましたが、全国のデータでは1000万円以上の世帯は12.7%なので少し多い程度です。
思っていたより1000万円以上の世帯は多いのですね。
厚生労働省 2021年 世帯別年収の分布
「新NISA」を利用する予定がない人の理由で以下のものがありますが、この方達の考え方はもったいないですね。
・仕組みがよく分からない
・リスクが怖いし、住んでる所が田舎で過疎化してるため、失敗した時に相談する窓口がないから
50代ぐらいまでの方で、これを言っていたら、いつまでたっても投資なんかできません。金融機関に行って相談などすればカモネギが来たとばかりに、ゴミ商品を売りつけられます。
インターネットで検索をすればこのブログをはじめ情報はいくらでも出てきます。^^
まずは、自分で調べることです。
他人の積立金額を気にしても仕方がないので、自分のリスク許容度に合った金額でコツコツと積み上げていきましょうね。
「リスク許容度」について説明をしています。
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