つみたてNISAのリターンを検証 5年で2倍になった投信も

現行のつみたてNISAでは過去5年間にどのぐらいのリターンが出ているのかについて検証してみました。

つみたてNISAのリターンを検証

日経新聞さんの記事はこちら

つみたてNISA成績検証 対象の投資信託、5年で資産2倍も 投信調査隊 - 日本経済新聞
2024年1月から新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まるのを機に投資デビューを考える人も多いだろう。一足早く現行のつみたてNISAで積み立て投資を始めた人たちがうまく資産を増やせたかどうか、過去5年間の運用成果を調べてみた。現行のつみ...

■つみたてNISA、現制度と新制度の概要

現行のつみたてNISA
制度開始:2018年1月

投資枠:年間40万円

非課税期間:20年

新NISA
制度開始:2024年1月

投資枠:
生涯投資枠1800万円まで
年間360万円(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)

非課税期間:無期限

■現行つみたてNISA成績検証

現行のつみたてNISAで積み立て投資を始めた人たちがうまく資産を増やせたかどうか、過去5年間の運用成果を調べてみた。

想定内容

毎月積立額:3万3333円
積立期間:5年間(2018年10月~2023年10月)
※投資元本199万9980円

投資信託別のリターン

188本のうち大半の183本で含み益。含み損となったのは5本だけで純資産総額(残高)のシェアはわずか0.2%。

投資元本の約200万円に対し含み益が100万円以上に達したファンドが全体の37.9%、50万〜100万円が42.4%。

含み益が大きかったファンドの1〜5位は米国株に投資するファンドが独占。

1位 iFreeNEXT FANG+インデックス
2位 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
3位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

まとめ

現行のつみたてNISAで過去5年間でどのぐらいの利益が出ているかについて検証をした内容についてご紹介をしました。

S&P500の投資信託に投資をしていた場合は1.5倍以上に増えていました。

しかし、これはたまたま過去5年の米国をはじめとする株式市場の環境が良かったのでこれだけのリターンが出たというだけで、

新NISAが始まる2014年からの相場がどうなるのかは分かりません。

 

では、私のつみたてNISA口座の損益はどうなっているか。

2018年から直近で資産額を確認した2023年11月23日時点での損益はこうなりました。

ザックリと元本の1.8倍ぐらいに増えています。

知識が乏しかったこともあり、つみたてNISAの1年目は40万円の投資枠を使いきっていません。

投資元本:2,352,074
評価額:4,231,005
損益率:79.9%

投資商品
iFree S&P500
楽天・全米株式
eMAXIS Slim S&P500

今までも書いているとおり、来年からの新NISAでは基本的には全世界株を購入しようと考えていますが、実際にどうするかは分かりません。
タイミングを見て米国株投信への投資などもするかもしれません。
しかし、NISA口座ではできるでけシンプルに投資をしていく予定なので、全世界株か米国株の投資信託のみだと思います。個別株やETFも今のところは考えていません。
 
非課税制度を有効活用しコツコツと投資を継続していきましょうね。
 
新NISA「つみたて投資枠」対象商品になる投資信託と他の投信の違い
新NISAの「つみたて投資枠」の対象商品は対象ではない他の商品との違いについて解説します。
新NISAが始まる前にすべきこと 口座移行や一般NISA・ジュニアNISAの出口戦略
来年から始まる新NISAを前にすべき、NISA口座の移行方法や現行NISA、ジュニアNISAに関する資産売却のポイントなどについてご紹介をします。
新NISAで買う投資信託をデータを比較して選ぶ 成長投資枠でアクティブ型は不要
新NISAで買うべき投資信託をデータを比較し選ぶとこうなりました。
新NISAで買うべき投資信託の選び方 NG商品は消去法で外す
新NISAで購入できる投資信託は、数百から数千本にもなります。全く知識がない方がその中から投資商品を選択することは非常に困難です。投資信託を選択する方法について解説します。
 

コメント