新NISAで買うべき投資信託の選び方 NG商品は消去法で外す

新NISAで購入できる投資信託は、数百から数千本にもなります。全く知識がない方がその中から投資商品を選択することは非常に困難です。投資信託を選択する方法について解説します。

新NISAでの購入に適さない投資信託はどれか

プレジデントオンラインさん。セゾン投信のゴタゴタで更に有名になってしまった中野さんの記事はこちら

新NISAでこんな投資信託を買ってはいけない…1900本の中からNG商品を確実に外す"究極の消去法" プロが「いかがなものか」と思う投資信託の特徴
2024年1月から新NISAが始まる。どのように投資先を選ぶと失敗を避けられるのか。セゾン投信創業者の中野晴啓さんは「つみたてNISAの投資対象となる投資信託は、金融庁がスクリーニングしたものだが、それでも『いかがなものか』と思われるものは...

要点をまとめると。

■「つみたてNISA」対象投資信託
合計225本(2023年4月6日時点)で相当程度、対象投資信託が絞られている。

金融庁が、長期積立投資をするうえで望ましい基準を定めてスクリーニングしたものなので、どの投資信託を選んだとしても、それほど支障は来さない。

■「成長投資枠」対象投資信託
以下の商品は除外
1.信託期間の残りが20年未満の投資信託
2.レバレッジをかけて運用されているハイリスク・ハイリターンの投資信託
3.毎月分配型の投資信託

概算で1900本もある。

■投資信託の選び方
「新NISAでの購入に適さない投資信託はどれか?」という観点で絞り込む。

1.純資産総額の規模が50億円未満
・純資産総額の規模が小さくなるほど分散投資効果が下がる
・繰上償還リスクが高まる

2.資金流出が続いている
・ウエルスアドバイザーのサイトから確認
「投資信託」タブから「ファンド名」を入力
「リターン」
「月次資金流出入額」

・自分で計算
必要な情報は「純資産総額」と「基準価格」。
各社ホームページやYahoo!ファイナンスから入手。

受益権口数 = 純資産総額 ÷ 1口あたりの基準価額

週次、月次くらいの頻度で長期間行う。

3.信託期間が有期限の投資信託
期間が無期限なのは、投資信託会社が純資産額が小さいまま運用することを回避したいから。

4.コストが割高な投資信託
購入時手数料
今は多くの投資信託が購入時手数料を取らない

信託報酬
0.1~3.0%程度。
信託報酬率は一概に低ければ。いいというものではない。

まとめ

新NISAでの投資信託の選び方についてご紹介しました。

■選んではいけない投資信託
1.純資産総額の規模が50億円未満
2.資金流出が続いている
3.信託期間が有期限の投資信託
4.コストが割高な投資信託
 
全て正しいことをおっしゃっていますが、投資初心者がゼロからこの条件で絞りこみ1つの投資信託を選択するのは無理ゲーです。
以前も書いたように、私を含めたブロガーやユーチューバーが推奨している投資信託や「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」などを参考にするのが一番手っ取り早いと思います。
そして、そこで紹介されている投資信託は上記1~4には該当していないはずです。
少額で購入をしているうちに自然と知識が身に付いてくるので、違うなと思えばその時は自分の考えで購入をすればよいのです。大したリスクはありません。
新NISAの「つみたて投資枠」、「成長投資枠」ともに選択した同じインデックス商品を買うのが一番、無難かつ最適な選択です。
 
「信託報酬率は一概に低ければ。いいというものではない」という記述がありましたが、これは同じインデックスの投資信託であれば信託報酬は低いものを選択してください。

下記は同意する内容ではあるものの、アクティブファンド運用者側の考えでしょう。

信託報酬率は低ければ低いほどいいのかというと、いささか厄介な問題をはらんでいます。

というのも、投資信託会社にとっては信託報酬が唯一の収入源なので、

これが大幅に低率になった時、投資信託会社の経営が成り立つのか、という現実に直面してしまうからです。

ですので、アクティブファンドの選択は非常に難しいのです。
私にアクティブファンドを選択するスキルはないので、「つみたて投資枠」、「成長投資枠」ともにインデックスファンドを選びます。
 
新NISAではNG商品に引っかかることなく、少しでも効率的に資産を増やしていきましょうね。
 
投資信託で絶対に買ってはいけない5つの地雷商品
投資信託で資産形成をすることは効率がよいですが、あくまでも優良商品に投資することが前提です。地雷商品に投資をしていますと資産形成は難しくなります。
アクティブ型投資信託の不都合な真実を知っても新NISAで活用しますか?
2023年から新NISAが始まりますが、成長投資枠でアクティブ型の投資信託に投資することは必要なのでしょうか。アクティブ型投資信託について解説をします。
お金を確実に増やす「投資信託」の選び方 50歳からでも間に合う
初心者が投資をしようとした時に一体何を購入すればよいのか分からない方が多いと思います。そのような方に投資商品の選び方についてご紹介をします。
 

コメント