投資信託で資産形成をすることは効率がよいですが、あくまでも優良商品に投資することが前提です。地雷商品に投資をしていますと資産形成は難しくなります。
5つの地雷商品を買うと資産を増やすことはできない
GGOさんの記事はこちら。
要点をまとめると。
「長期」「積立」「分散」投資を行えば、堅実に増やす期待ができる
・長期投資とは、長い時間をかけて投資を行うことです。数十年という長い期間で投資をすれば、リスクを抑えて投資できますし、複利の効果も生かしやすくなる
・「積立」投資とは、一定額を一定のタイミングで投資すること
商品の価格にかかわらず一定額ずつ買う「ドル・コスト平均法」をすることで平均購入単価を押し下げ、利益を出しやすくなります
・分散投資とは、値動きの異なるさまざまな資産に投資することです。仮にその中のどれかが値下がりしても、ほかの資産の値上がりで補いながら、トータルでお金を増やせる
・運用成績の9割はどの資産にどんな割合で投資するかという「資産配分」で決まることがわかっている
・世界最大の機関投資家、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、分散投資で年金積立金を運用で増やし、将来の年金の支払いにあてる
1. 毎月分配型ファンド
毎月分配金がもらえますが、運用で利益が出なかった場合、元本を取り崩してでも分配金を出す。
元本が減ると、複利効果も減るため、長期の資産形成には向かない。
2. テーマ型ファンド
AI、ロボット、SDGsなど、話題のテーマに投資する商品。テーマの注目度が下がるとともに値下がり。再び値上がりすることが少ない。
短期保有と割り切って投資するならOK。
3. 通貨選択型ファンド
株式や債券などの投資対象に加えて、円以外の通貨を選択できる商品。資産の値上がり益や配当金・分配金に加えて、通貨の為替差益や利息が受け取れる。
しかし、仕組みが複雑で運用実績も今ひとつ。
4. ファンドラップ(ラップ口座)
投資をすべて金融機関に任せるサービス。プロが投資家の意向を汲み取り、投資をしますが、自分で投資するより手数料が高くつく。
5. ロボアドバイザー(ロボアド)
アルゴリズムを投資に生かすことのできる商品。いくつかの質問に答えるだけで、自分に合った投資をスタートできるが、手数料が高い。
地雷商品に共通すること
・わかりにくい複雑な仕組みがあること
・手数料が高い
投資すべき商品
シンプルで手数料の安い商品
まとめ
買ってはいけない5つの地雷商品についてご紹介をしました。
1. 毎月分配型ファンド
2. テーマ型ファンド
3. 通貨選択型ファンド
4. ファンドラップ(ラップ口座)
5. ロボアドバイザー(ロボアド)
ご紹介をした全ての商品を買うことは決しておすすめしません。資産を増やすどころか減らす可能性もあります。
ただし、ロボアドについてはグレーな感じ(投資対象は優良ファンドであることが多いが高コスト)です。
これを買ぐらいであれば「低コストのインデックスファンド」を買って下さい。ということです。
買う商品が決められないという方は全世界株式(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など)を買っておけばOKです。
この記事にいくつか突っ込みを入れる形で注意点を説明します。
長期投資について下記のような説明をしていますが、長期投資をするからリスクが抑えられるということはありません。短期でも長期でもリスクは同じようにあります。
数十年という長い期間で投資をすれば、リスクを抑えて投資できますし、複利の効果も生かしやすくなります。
ただし、長期で投資をすることにより、リターンは徐々にプラスに収縮していくというデータはあります。
データについてはこちら。
同様に「ドル・コスト平均法」についてもリスクが減ることはなく、利益が出しやすいということもありません。
商品の価格にかかわらず一定額ずつ買うことで、平均購入単価を押し下げる「ドル・コスト平均法」の効果があるため、利益を出しやすくなります。
株価の高い安いを判断することは、難しい(分からない)ため、初心者を含めた全投資家に推奨できる方法ではあるということです。
決して、利益が出しやすい投資方法ということではありません。
テーマ型ファンドについてはこのような記述がありますが、投資は「長期」「積立」「分散」と説明して、これはあり得ないですしテーマ型は全て高コスト商品と言ってもよいでしょう。
短期保有と割り切って投資するならやってもOK。
このような商品を確実に売り抜けられるはずもありません。購入は完全NGです。
今回、ご紹介をした商品は避け、本ブログでご紹介している商品にコツコツと投資をすることでともに着実に資産を形成をしていきましょうね。
コメント