シリコンバレーバンク(SVB)が経営破綻し、その余波で米国相場が揺れています。なぜ破綻し今後はどうなるのでしょうか。
FRB利上げによる債券価格の下落で含み損が拡大
シリコンバレー銀行は3月10日に経営破綻し米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれています。
■シリコンバレー銀行破綻の主な動き
3月8日 | 持ち株のSVBファイナンシャルグループが保有債券売却による18憶ドルの損失計上と22億5000万ドルの増資計画を発表 |
3月9日 | SVBの株価が60%下落。預金420億ドル引き出し、9億5800万ドルの現金不足となる |
3月10日 | 米連邦預金保険公社(FDIC)はSVBの破綻を発表。預金保護を発動。 |
3月11日 | 米財務省、FRB、FDICが全預金保護を発表 |
シリコンバレー銀行(SVB)とは
リーマンショック
低所得者層向け住宅ローンを複雑に証券化した商品が大量に世界中で売買され焦げ付く
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シリコンバレーショック
そもそも、商品のリスクが異なります。サブプライムローンの証券はまさしくゴミでしたから。。
しかし、既に複数の銀行が連鎖破綻していますし、今後何が起きるかは分かりません。
実際に今回の件についてFRBやウォール街の担当アナリストは全く見抜けていなかったようですから。
リスクを取りすぎないようにするとともに、引き続き注視していきましょう。
シリコンバレー銀行の破綻をほとんどの人が予測できなかった理由
シリコンバレー銀行(SVB)の破綻は販売していた複雑な商品が無価値であることが引き金になったリーマンショックとは異なり、銀行の誤った管理と顧客のパニックが主な原因ですが、それではなぜ誰も破綻を予測することができなかったのでしょうか?
2023年の米国株市場 S&P500は最大21%下落 米ステラジストが警戒
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米国株 S&P500 は2023年も下落へ 米ステラジストが予想
来年の米国市場は、もとから雲行きが怪しかったですが、最近の調査では更に悲観的になっているようです。
「億り人」が波乱相場でしている株式投資の方法とポートフォリオの特徴
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