アメリカの若い億万長者は伝統的な投資を避ける傾向があることが米投資銀行の調査からわかりました。
アメリカの若い億万長者は株式ではなく暗号資産にリターンを求める
今週、バンク・オブ・アメリカが発表した調査によるとアメリカの若い億万長者は年配の億万長者と比較すると
高いリターンをもたらす投資として伝統的な株式や債券投資などを避ける傾向が高いことがわかりました。
国:アメリカ
人数:1052人
資産規模:投資可能な資産が300万ドル(約4億4千百万円)以上
株式や債券に投資するだけでは平均以上のリターンを達成することは不可能と回答
21~42歳:75%
43歳以上:32%
ポートフォリオの株式とインデックス ファンドの割合
21~42歳:25%
43歳以上:55%
ポートフォリオの暗号資産の割合
21~42歳:15%
43歳以上:2%
社会的責任のある投資に注目していると回答
21~42歳:90%
43歳以上:44%
18~29歳:30%
30~49歳:21%
50~64歳:8%
65歳以上:3%
まとめ
アメリカ、ミリオネアの年代による投資に対する考え、対象の違いについてご紹介をしました。
「少しでも早くお金持ちになりたい」という思いが若い方をボランティリティが高い資産に向かわせるのはいつの時代も同じでしょう。
若いからこそ、リスクを取れるのです。
年配の方がポートフォリオを仮想通貨80%にしてリスクを大きく高めることに意味はありません。
また、新しい技術に対して若い方が率先して触れ、発展させていくのに対し、年配者は後手後手になってしまう。というのもいつの時代でも同じです。
そして、若い方は思っている以上に環境など企業の社会的責任を重視しているということがわかりますね。
ポートフォリオの株式比率が21~42歳では25%というのは、アメリカ人にしては確かに少ないです。
仮想通貨については、インデックス投資家などでは否定的な意見も多い中、現在、所有はしていませんが肯定派ではあります。
資産内の数パーセントであればポートフォリオに入れてもよいかな。
ただし、ご存じのとおり価格変動が異常に高い資産なので、レバナンスを放り出したような方ではとても投資することはできません。
以下、各資産のドルベースでの年初来リターンです。
円に換算すると円安に助けられているので価格変動はもう少し小さくなりますが、ビットコインの-60%はなかなかインパクトがあります。
15000ドル以下ぐらいになれば買ってもいいかなぁ。という感じで無理に買いに行こうとは思いません。
一般的な方は再現性の高い伝統の資産を中心にコツコツと資産形成をすることをおすすめしておきます。
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