10月の米国株価はアルファベット、アマゾン、メタなどの決算が大コケする中、アップルやインテルなどが踏ん張り、上昇基調を保っていますが、
今後の見通しは明るくないとブラックロックやゴールドマン・サックスは警告しています。
迫りくるリセッションは米国市場を混乱させる可能性がある
10月24日週の大型ハイテク企業は失望的な決算によりアルファベット(-6%)、アマゾン(-13%)、メタ(-24%)と大きく株価が落ち込みましたが、
インテル(+11%)とアップル(+8%)、エクソンモービル(+2.7%)などの好決算企業に助けられS&P500は大幅上昇で終えています。
S&P500は過去のデータでは、中間選挙後の月に平均1.2%上昇し、約75%の確率で上昇しています。
しかし、各投資銀行のアナリストは今後の米国市場の見通しは明るくないと警告をしています。
バンク・オブ・アメリカ
収益は持ちこたえているが、リスクは高まっている。
経済の勢いが鈍化し続ける中、今後数週間で収益見通しを引き下げる企業が増えるだろう。
ブラックロック
中間選挙の結果による潜在的なプラス要因よりも、株価にとってより大きな問題、つまり迫り来るリセッションがあると見ている。FRB は「利上げによる経済的ダメージが明らかになるまで」利上げを止めず、不況はやがて住宅市場にとどまらないだろう。
ゴールドマン・サックス
経済がリセッションにおちいった場合、S&P500が年末までにさらに13%下落し3,400ポイント、今後6カ月で19%下落し3,150ポイントとなり、損失を回復するには丸1年かかるだろう。
まとめ
米投資銀行アナリストによる現状と今後の米国経済、株価に関する認識についてご紹介をしました。
10月21日に利上げ減速のニュースが流れて以降、株価は急上昇してきましたが先行きはこのまま急上昇を続けるという流れにはなりそうもありません。
FRB次第ですが、、
このまま、上昇してもらってもよいのですが、ストレスはありつつも、より株価が低いところで買いたいと思う気持ちは株式投資にとりつかれているのでしょうか?
ストレスに打ち勝ち、ガマンできた人だけが、未来に果実を手にできることは歴史上の事実です。株式市場から離れることなくコツコツと投資を続けていくだけです。
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