ウォーレン・バフェット氏は最後の株主総会で米国の楽観について語っています。
今の米国ほど恵まれた国と時代はほかにない
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彼が退任を発表したのは、米国時間5月3日にネブラスカ州オマハで開催されたバークシャーの年次株主総会での質疑応答セッションの終盤だった。
この伝説的投資家は、約5時間に及んだ長丁場で、記憶力の衰えを見せずに数十年前の出来事を語り、巨大アリーナに集まった約4万人の観客に助言を行った。
彼が繰り返し強調したのは、「今の米国ほど恵まれた国と時代はほかにない」ということだった。
「人生で最も幸運だったのは、米国に生まれたことだ」とバフェットは語った。「私がもしも今、母親の子宮の中にいたとしたら、最後まで粘りに粘って、私が米国に生まれることを確約してくれるまでは外に出てこないだろう」と彼は話したが、それと同時に愛する祖国への批判を忘れなかった。
最初の質問は、彼が2003年に提案した「輸入証明書」のアイデアと関税に関する見解だった。彼はトランプ政権の関税に反対する姿勢を明確にし、「貿易を武器にすべきではない」と語った。ただし「バランスのとれた貿易が世界にとって良いものだというのは、説得力のある議論だ」とも述べた。
バフェットがかつて提案した輸入証明書という制度は、米国の輸出業者に対して輸出額に相当する金額の証明書を発行し、それを輸入業者が米国への輸入のために購入することで、事実上の関税として機能するというものだった。
「これは奇抜な案ではあるが、今議論されているものよりはよほどましだ」とバフェットは語った。
「この国には、かつて世界が見たことのないような資本を生む仕組みや、知性を生み出す仕組みがある」とバフェットは付け加えた。「それを台なしにする方法を選ぶとしたら、それは通貨に関するものになる」
バフェットは、保有する巨額の現金をいつ、何に使うつもりなのかについては一切明言しなかったが、「私たちは、現金を持っていて本当に良かったと思えるような機会に次々と出くわすことになるだろう」と予測した。
「それが明日起こる可能性は低いが、5年以内に起こる可能性は十分にある。時間が経つほどその確率は高まっていく」と彼は続けた。
「過去30〜45日の動きなんて、大したことじゃない。私が1965年にバークシャーを買収して以来、株価が50%下落したことは3度ある」と彼は言った。
「株価が15%下がったかどうかが気になるようなら、投資哲学を少し見直した方がいい」
「自分が恵まれていることを、後ろめたく思う必要はない」とバフェットは話した。
「世界に80億人もの人々がいる中で、3億3000万人しかいない米国に生まれたことは、それだけで、すばらしい幸運だ。その幸運を最大限に生かし続けてほしい」と彼は続けた。
まとめ
ウォーレン・バフェット氏は最後の株主総会で語った内容についてご紹介しました。
予想通り、トランプショックは眼中にはなかったようですね。
バフェット氏は今までも今回も一貫して米国について褒めたたえています。これだけの大物が言っていることなので信じたくもなります。
今年でCEOを退いてしまうのは大変残念ですが、今までバフェット氏に学んだことを忘れずに投資を続けていきたいと思っています。



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