新NISAで複数の投資信託は不要 正しい運用方法はアレ1本

山崎元さんが2024年から始まる新NISAの正しい運用方法について語っています。

新NISAで複数の投資信託は不要

東洋経済オンライン、山崎元さんの記事はこちら

新NISAで腹落ちできる「絶対的に正しい運用方法」
2024年から「新NISA(少額投資非課税制度)」がスタートする。金融庁の関係者によると、2024年以降は単に「NISA」と呼ぶようになるらしい。振り返ってみると、「新しい資本主義」の中身のない大風呂敷から、「所得…

結論から。

■結論

現状であれば、通称「オルカン」こと「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」1本に、つみたて投資枠も成長投資枠も投資したらいいと考えている。

■運用に関わる6つのポイント

1.運用益非課税
NISAは「大きく、早く」使え。

2.年間投資枠360万円
「つみたて投資枠」で120万円、投資タイミングが自由な「成長投資枠」で240万円まで、年間に投資可能。

つみたて投資枠と成長投資枠に共通なベストの商品があれば、同じものを買えばいい。

3.障害投資枠1800万円
1人で合計1800万円まで投資可能。つみたて投資枠は事実上1800万円まで使えるが、成長投資枠は240万円の5年分である1200万円が使用できる上限。

4.随時解約可能
部分・全体いずれの解約も随時可能。

長期投資が好ましいし、確定拠出年金の掛け金所得控除のメリットは大きいので、投資と生活設計の堅実性の面からは両方をできるだけ大きく使うことが望ましいかもしれない。

利用のコツとして「若い頃はややNISA重視、年齢が進んだらiDeCo優先」といった傾向。

5.投資枠復活
資産を売却して空いた投資枠は翌年以降に復活し、繰り返し利用可能。

一時的にお金が必要になったときにNISA口座の資産の一部を解約して支出に充てて、その後入金ルールとしての成長投資枠を有効に使って、

早く投資額を回復するような、いわばNISAをお金が増える可能性の高い金庫のように使い回すことができる。

6.投資期間無期限
無期限の長期投資が可能。買ったら持ちっぱなしの長期投資が好ましい。

日本株、米国株、などといった特定の市場に対して偏った投資を持つよりは、全世界の株式に時価総額のウェートに応じて平均的に投資できる商品が有利。

長期間にわたる複利運用では、手数料の差の影響も投資利回りへの影響を通じて複利で影響するので、運用管理手数料が低い商品のほうがいい。

まとめ

山崎元さんが語る、新NISAでの正しい運用方法についてご紹介をしました。

つみたて投資枠、成長投資枠ともに「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資をする。
 
いつものブレがないシンプルな内容でした。投資初心者から投資のベテランまで万人におすすめできる内容です。
特に30年以上など、超長期で運用可能な若い方はこの投資方法一択といってもよいのではないでしょうか。
逆に言うとあまり長期で運用できない方やよりハイリターンを狙いたい方はリスクを取って米国への集中投資、特定の新興国への投資などをしてもよいとは思います。
私はというと、新NISAでは全世界株、タイミング投資では米国株などへの投資をしていこうかなと現時点では考えています。
現時点で、ほぼ米国に集中しているので新NISAの枠全てで全世界株を購入したとしても、米国集中にほとんど変わりはないでしょう。
 
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