決して資産が少ない訳ではないのに、普段見ないようなお金が入ると不思議とみなさん欲を出して増やそうとします。
資産運用は最低限の知識をつけてから始めないとカモになってしまいます。
最低限の知識をつけるまでは、そのお金は手を付けずに置いておきましょう。
1200万円は一般的な生活を送るのには不足のない金額
マネーポストWEBさんの記事はこちら。
老後不安の根本的な原因は“資金不足”ではない 安定した財産があるのに焦って投資して失敗する人が後を絶たないワケ | マネーポストWEB
値上げラッシュに先の見えない年金制度、ささやかれる増税計画と、あらゆる角度からあおられ続ける老後のお金の不安。だがその不安に駆られるまま、間違った方法で老後資金のやりくりをしている人は少なくない。専...
■事例
都内在住の主婦・Aさん(62才)は、人生の後半戦にさしかかったいま、頭を抱えている。
「夫が定年を迎えた後の生活が不安で、どうにかお金を増やそうとやりくりしてきました。ある日お友達に誘われて、とある企業が行う資産運用のセミナーに行ったんです。
すると、たった5年で1000万円近くも増えたという人が何人もいて“こんな方法があったのね”と驚き、すすめられた商品ですぐに夫の退職金の全額2000万円での運用を始めました。
ところがしばらくして、その企業が経営破綻したと報じられたんです。どうやら、その投資商品はマルチまがいのものだったらしく……
夫にバレたら絶対に離婚だし、これから先、いったいどう過ごせばいいんでしょうか」
■老後不安の原因
・老後不安の根本的な原因は“資金の不足”ではない
・老後不安が生じるのは、自身の資産の管理が不充分だから
・財産の増減はどうなっているのか、収支(収入-支出)の大まかな状況が把握できていないので不安になっている
・安定した財産があるのに焦って投資などを始めて失敗し、お金を失うことになってしまう人も少なくない
■貯蓄額などのデータ
・60~70代、貯蓄額の中央値は約1200万円(持家世帯:約970万円)
・退職金の平均額は約1872万9000円
・定年後の生活費は現役時代の6~7割に減る
・75才以降は医療費の自己負担が原則1割になる
■結論
年金や労働収入と合わせれば、贅沢はできなくとも、ごく一般的な生活を送るのには不足のない金額になる。
早ければ60代後半からは生活費を心配しすぎる必要はなくなる。
生活費は年金と労働収入でまかない、それ以外のまとまった出費は貯蓄を取り崩してやりくりする。
まとめ
ウソのような事例とともにデータだけで見ると老後資金は十分に足りているという内容についてご紹介をしました。
生活費は年金と労働収入でまかない、それ以外の出費は貯蓄を取り崩す。
確かにそのとおりでしょう。しかし、私の場合はこのカツカツと思われる生活はしたくありません。お金があって好きでカツカツの生活をしているのであればまだよいのですが。
高齢者で身動きが取れなくなってから行動するのではなく、40代、50代でもいいので今日から行動することです。
具体的には投資です。最低限、インデックス投資について学びすぐに始めれば60歳の方ぐらいであればギリギリ間に合うのではないでしょうか。
来年から新NISAという、すばらしい制度が始まるのでこれを味方に付けない手はないですね。他の人は関係ありません。自分のペースでコツコツとやっていきましょう。
ただし、投資の勉強に時間をかけてはいけません。インデックス投資であれば少額から始められるのでもし、失敗したとしてもダメージは限りなく少ないです。
成功、失敗と言っても長期投資なので最低でも10~15年単位で見ないと分かりませんが、よほどおかしな投資商品を選ばない限りは失敗は限りなく少ないでしょう。
最後にこの主婦について…。ヤバイワードが満載です。自分が稼いだお金ならまだしも夫が一生に稼いだお金をこのように使えるとは、理解しがたいです。
・とある企業が行う資産運用のセミナー
・たった5年で1000万円近くも増えた
・すすめられた商品
・夫の退職金の全額2000万円での運用
一般人に投資のよい話などは回ってきません。大きく儲けた=詐欺と思っておいてよいでしょう。
ともにコツコツと資産を築いていきましょうね。
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