米株S&P500インデックスファンドに2018年から積立投資をしたら評価額はこうなった

2018年からS&P500のインデックスファンドに毎月、積立投資をすると、どのような評価額になるのでしょうか。

弱気相場での投資に価値がある

MORNINGSTARさんです。

Morningstar | Ibbotson

 

要約すると。

■結論

株価低迷期こそ仕込みのチャンスなので積立投資を継続することが重要
 
■2022年の米国相場
・年初に付けた高値から6月までに20%強下落して弱気相場に入った

・過去に13回の「弱気相場」で株価が底を打つまで平均で1年余り、下落率は約33%、

以前の高値を回復するまでには底値から約2年というデータがある

・日本で米株S&P500に投資をした場合、安値をつけたのは22年2月末で下落率は約8%、7月末には21年末の水準を超えている。

横ばいが続いている状況で資産は傷んでいない

 

■2018年7月から2022年7月末まで毎月末に1万円ずつ積立投資をした時のシュミレーション

・2022年7月末時点で元本の49万円に対し評価額は74万円

・S&P500の約47%上昇に対しファンド基準価格は約86%上昇

・米国現地の株価が下落する局面で、ファンドの基準価額が円安のために低下しないというのは不都合なことともいえる

 

まとめ

「弱気相場の投資に価値がある」という記事についてご紹介をしました。

株価低迷期こそ仕込みのチャンスなので積立投資を継続することが重要
 
いつもお話している「どんな時でも淡々と投資を継続する」ということですね。
しかし、言うのは簡単ですが精神的、現実的な入金力など様々な要因により続けるということは思いのほか難しいです。
だからこそ、この事実を理解した上で事前に対策をしておくことが必要です。
投資を続けるための具体的な対策は以下のとおりです。
・「弱気相場での投資に価値がある」というロジックを自分に何度も言い聞かせる

・副業などで収入の種類を増やす

・生活費数年分+αの現金を確保する
 
今の円安については既に持っている海外資産については有利に働きますが、株の購入については不利だということです。
しかし、為替は海外資産を購入する上でのリスクなのであきらめましょう。よくある「為替ヘッジ」付きの商品はコストが見合わないので購入しなくいいです。

 
7月の米消費者物価指数(CPI)が鈍化したことを受けて米株価は急激に上昇していますが、「底を打った」かは、まだ分かりません。

 
コツコツ、淡々と投資を続けていきましょうね。
 

いつが「底」かは弱気相場が終わってみないと分かりません。

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