資産運用をしていない高齢者におとずれる厳しい現実

60代になった時、資産運用をしていない方は年金だけで生きていくことができるのでしょうか。

長い老後の生活では、資産運用の知識やノウハウが必ず役に立つ

東洋経済オンラインさんの記事はこちら

資産運用しない高齢者を待ち受ける悲惨な未来
岸田政権が、今年の秋にも年金生活者に対して経済的な支援を行うことを打ち出している。例によって、財源を調達してからの議論ではなく、赤字国債の発行による財源調達と考えられているが、このままでは日本の財政…

記事を抜粋すると。

・60歳以上の高齢者は、現在でも自分たちの老後は、政府の用意してくれる年金制度を頼りに暮らしていこう、暮らしていけると考えている人が少なくない

・数多くの高齢者は自分の資産を銀行預金や郵便貯金に預けたままで安心している、運用しない人が大半

・急速な高齢化社会の進行による影響
1.医療費の増大
2.介護保険財源の逼迫
3.労働力不足の深刻化
4.人口急減による税収不足
5.高齢者の貧困化

・日本はデフレ経済だったため、資産運用という概念がなく、タンス預金に等しい銀行預金に頼った老後生活を送ってきた高齢者が多い

・インフレになれば、2000万円という貯蓄も年々目減りしていく
3年後…1830万円
5年後…1724万円
10年後…1487万円
20年後…1107万円

・大切なのは長い時間をかけて、ゆっくりと資産運用のノウハウを身に付けていくこと

・株式や金などに投資する投資信託やETF(上場投資信託)を積み立てていくことで、資産運用の概要を知ること

・高齢者であってもつみたてNISAを活用するのも、ひとつの方法

・「純金」を積み立てていくのもいいかもしれない

・若者と違って大きな失敗は許されないから、ギリギリ失敗しても仕方がない範囲でスタートさせるべき

・長い老後の生活では、資産運用の知識やノウハウが必ず役に立つ

まとめ

60代という高齢者に対して老後資金を捻出するために投資を勧めている内容についてご紹介をしました。

50代で投資をしていない方であれば、誰にでも投資をした方がいいと言いますが、60代は微妙な年齢です。

しかし、もし自分が60歳になって投資の重要性に気が付いたと仮定すると必ず投資を始めることでしょう。

そういう意味では、この記事の大枠については人によっては賛成というところでしょうか。

なぜなら、一度大きな失敗をしてしまう若い方のように取り返すことができない年齢だからです。

この記事内には???と思うような内容も書かれていました。

金融マーケットには魔物が住むと言われており、とりわけ現在のような瞬時に情報が世界中に駆け回る環境では、そう簡単に運用で利益を出すことはできない。いまや、相手はAI(人工知能)の時代だ。

理想的なのは、運用をプロに任せることだが、それにはある程度まとまった資金が必要かもしれない。ただ、最近ではロボットに運用させる運用機関もある。少ない金額で、市場に参加できる。

60代でデイトレードをするわけでもないので、これは誤解を生む記述です。また、プロやロボットに運用をまかす必要もありません。

運用のプロ?に依頼しようものなら、あっという間に高額の商品を紹介され高い勉強料を支払うことになります。

こんなことを書いているぐらいなので、筆者はほとんど資産運用をしたことがないのではないでしょうか?

とにかく、失敗している時間はないのですから証券会社の窓口などには行かず、自分で勉強をしてネット証券でインデックスファンドを買うの一択しかありません。

自分で勉強できない方は必ずだまされるので資産運用はしない方がいいです。

資産運用を自分で勉強をして自分のものにできた方は、「長い老後生活で、資産運用の知識やノウハウが必ず役に立つ」と思います。

資産運用に近道はありませんので、長期でコツコツとやっていきましょう。

 

新NISAとiDeCoの年代別の利用方法 リスク許容度によりポートフォリオを変更
新NISAとiDeCoは20代から60代までの各年代で、どのように利用したらよいのでしょうか。
50,60歳からの新NISAの使い方 人生に遅いということはない
新NISAは昨年末から予想していた以上に盛り上がっていますが、50、60代では「もう遅い」と諦めている方も多いようです。そんな方向けに新NISAの使い方についてご紹介します。
夫の退職金2000万円を資産運用セミナーの商品に投資をした主婦の末路
決して資産が少ない訳ではないのに、普段見ないようなお金が入ると不思議とみなさん欲を出して増やそうとします。資産運用は最低限の知識をつけてから始めないとカモになってしまいます。最低限の知識をつけるまでは、そのお金は手を付けずに置いておきましょう。

 

コメント