米株S&P500と全世界株式 過去最大の下落率はマイナス84%

米国株式S&P500と全世界株式のそれぞれ過去96年、34年の円建てでの下落率ワースト5のデータです。

AERA dot.さんです。

米国S&P500の株価「ほぼ100年」検証 ワースト1は世界大恐慌の「84%」暴落 | AERA dot. (アエラドット)
円安に救われているとはいえ米国株の不調は事実。今後の下落の可能性は? 20年、30年の下落ランキングはよく見かけるが、1世紀の検証は貴重だ。AERA 2022年8月15-22日合併号の記事から紹介…

S&P500 過去96年のワースト1は世界大恐慌のマイナス84%

出典:AERA dot.

S&P500の円建ての過去96年の暴落ワーストランキングです。

「世界大恐慌」(93年前)がマイナス84%でブッチギリのワースト1になりました。

・S&P500の投資信託は円建てなので年初からのリターンはマイナス4.7%、ドル建てマイナス19.13%

・世界大恐慌のマイナス84%は当時とは経済構造や公的なセーフティーネットが違いすぎるので参考値にはならない

・現実的にはリーマン・ショックの円建てマイナス60.7%、ドル建て51.8%がワースト1

 

全世界株式 過去34年のワースト1はリーマンショックの61%

出典:AERA dot.

全世界株については円建ての過去100年のデータが入手できなかったようで、過去34年では「リーマンショック」(15年前)がワースト1になりました。

リーマン・ショックの円建てマイナス61.5%、ドル建てマイナス54.7%がワースト1

 

まとめ

過去96年までの米国株式S&P500と全世界株式の過去34年間の経済ショックのデータについてご紹介をしました。

最終的に以下のように述べています。

・外国株式は最悪の状況下では5~6割まで減ることを想定する

・資産の半分を外国株式、もう半分を預貯金にすればリーマンショック級の暴落があっても資産全体では4分の1の含み損ですむ

 

株の下落率は私も最大で50~60%を想定して運用しています。

日本の投資家は今は円安でクッションが効いていますが、
リーマンショック時がそうだったように暴落と極端な円高がセットで襲ってくると下落率は更に大きくなる可能性もありますね。

株式市場が良くても悪くても、いつもやることは変わりません。特に好調な時にこそリスクを取りすぎていないか確認することをおすすめします。

✅リスクを取りすぎていないか確認をする
✅淡々と積立投資を続ける

 

全世界株式は過去96年の円建てデータはなかったようですが、もしデータがあればワースト1は「世界大恐慌」でS&P500と同様の結果になっていたでしょう。
リーマンショック時の世界株式とS&P500を比較すると差がないどころか、全世界株式の暴落率の方が大きいことがわかります。
大暴落時には全ての株式は下落し、逃げ道はないということです。
経済ショック時のS&P500と全世界株式の暴落率
経済ショック S&P500 全世界株式
リーマンショック -60.7% -61.5%
アジア通貨危機 -40.2% -38.8%

 

リスクを取りすぎていないか確認をしつつ、淡々と積立投資を続けていきましょうね。

 

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