資金流入が続く人気の投資信託ランキング eMAXIS Slimシリーズ が強い

資金流入が続く人気の投資信託のランキングをご紹介します。株式市場の状態があまり良くない現状ですので堅実に投資を続けている人が選んだ投資信託である可能性があります。

資金流入額1位は「eMAXIS Slim 先進国株式」

日経新聞さん。

首位は62カ月連続 人気を集めるファンドは? 投信ランキング - 日本経済新聞
投資信託への資金流入は、金利動向や地政学リスクの高まりなど、その時々の相場環境によって大きく増減する。めまぐるしい相場環境の変化にも左右されず、継続して資金が流入しているファンドを調べてみた。2023年2月末時点で運用中の国内公募追加型株式...

 

■月に10億円以上の資金流入が続いているファンドランキング

データ取得
2023年2月末時点

対象商品
国内公募追加型株式投資信託(ETF、DC・SMA・ラップ専用を除く)

1位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
MSCIコクサイ・インデックスに連動するインデックス型。
資金流入継続期間:5年2ヶ月
3年リターン:66.1%
5年リターン:82%

2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500に連動するインデックス型。純資産総額が約25年ぶりに首位。
資金流入継続期間:4年7ヶ月
3年リターン:73.3%

3位と9位にはアクティブ型ファンドがランクインしたが、それ以外は全てインデックス型ファンド。

まとめ

資金流入が続く人気の投資信託のランキング(2023年2月末時点)についてご紹介をしました。
トップ10でインデックスファンドが8つと投資環境が大きく改善されていることが分かる喜ばしい内容となりました。
それでも、毎月分配型の投資信託が2つもランクインしているのは残念です。
この記事を読まれている方はリテラシーが高いので、このような商品を購入することはないと思います。高齢者が大手金融機関の対面販売などで買わされているのでしょうね。。
金融商品販売業界の闇が見えます。

アクティブファンドの商品内容がヤバイ

3位と9位にランクした2つのアクティブファンドを調べるとヤバイ商品であることが分かります。
■NWQフレキシブル・インカムファンド 為替ヘッジなし(毎月決算型)
主として日本を含む世界の米ドル建株式、債券、その他の資産に分散投資し、相対的に高いインカム収益および値上がり益の獲得を目指します。

設定日:2018/12/06
償還日:2028/11/27
信託報酬:1.6775%
3年トータルリターン:4.95%

■インベスコ 世界厳選株式オープン 為替ヘッジなし(毎月決算型)
日本を含む世界各国の株式を主要投資対象とし、独自のバリュー・アプローチによりグローバル比較で見た割安銘柄に分散投資します。

設定日:1999/01/07
償還日:無期限
信託報酬:1.903%
信託財産留保額:0.3%
3年トータルリターン:16.58%
5年トータルリターン:7.67%
■楽天・全米株式インデックス・ファンド
設定日:2018/07/03
償還日:無期限
信託報酬:0.162%
3年トータルリターン:19.47%
5年トータルリターン:14.05%
 
上記のデータはSBI証券から抽出しています。比較用として5位にランキングされ設定から5年以上経っている楽天・全米株式を記載しています。
 
アクティブファンドはかなり昔に設定されたファンドなのかと予想してたのですが1つは2018年と比較的、最近に設定されていました。
 
NWQについては償還日が10年間程度に設定されているのですが、これは何でしょうか、、手数料を取ってドロンってこと?
 
後はお決まりのパターンで2%にも迫る高い信託報酬。
 
投資対象が異なるので一概には比較できないにしても、このリターンの差です。保有すればするほど両者トータルリターンの差が広がるのは間違えありません。

インデックスファンドは eMAXIS Slim が強い

トップ10の8つのインデックスファンドは先進国株が2つ、米国株(S&P500/全米株式)が3つ、全世界株が2つ、バランスが1つとなりました。

また、eMAXIS Slimシリーズが4つと半分を占めました。eMAXIS Slim 強し!

今回は「emaxis Slim 先進国株式」が1位でしたが、これは設定日が2位の「emaxis Slim 米国株式(S&P500)」より1年半ぐらい早いためでいずれは抜かれると思われます。

8つのインデックス商品については、どれも、甲乙つけがたい優良商品ですのでどの商品を購入しても後悔することはないでしょう。

ただし、私はバランス型の商品は選択しません。

 

私が保有している商品でトップ10に入っていたのは「eMAXIS Slim 先進国株式」、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、「楽天・全米株式」、「たわらノーロード 先進国株式」の4つでした。

ぼったくり商品が早く消え去り、騙される方がいなくなることを願います。

 

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