米国株を含めた海外株へ投資するには大きく分けてETF(上場投資信託)と投資信託の2つのいずれかを使う必要がありますが、結局どちらがいいのでしょうか?
ETFの特徴
マネーポストWEBさん。
こちらの記事では主に国内ETFの選び方について解説をしています。まずはETFの概要についてご確認ください。
まとめると、
・上場した投資信託
・株と同様に取引所で売買できる投資信託
・4桁の証券コードが付与されている
・年1回または年複数回の分配金を受け取れる
・売買が簡単でタイミングを把握しやすい
・株と投資信託の利便性を兼ね備えている
・運用管理費(信託報酬)が投資信託と比較すると低い
・国内上場しているのは282銘柄で選択肢が少ない
・分配金の再投資は自分で行う必要がある
・積み立てに対応している商品が少ない
・株や債券など異なる資産を組み合わせたバランス型ファンドの商品が少ないのでリスク分散のため自分で組み合わせる必要がある
・国内株や外国株、債券、不動産、金などのETFを組み合わせてバランスよく保有する
・先進国や新興国をカバーしたMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信などの外国株ETFや、株式や債券市場と異なる動きをする金相場を指標とする純金上場信託(現物国内保管型)などもリスク分散への貢献が期待できる
米国に投資可能な商品の種類
米国株に投資する場合は大きくは投資信託(国内のみ)とETFのいずれかの商品を使う必要があり、ETFは国内、海外ETFの2種類あります。
2.ETF ※売買は市場空いている時間でいつでも可
①国内ETF 日本市場に上場 2558,2633,1557,1655など
②海外ETF 米国市場に上場 VOO,IVV,SPYなど
S&P500連動の投資商品
たわらノーロード S&P500 0.09372%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.0938%
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.0938%
■国内ETF
2558 MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 0.077%
2633 NEXT FUNDS S&P500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信 0.077%
1557 SPDR® S&P500® ETF 0.095%
1655 iシェアーズ S&P500 0.095%
■海外ETF
VOO バンガード S&P500 ETF 0.03%
IVV iシェアーズ・コア S&P500 ETF 0.03%
SPY SPDR S&P500 ETF 0.09%
利用者・用途別のETF、投資信託の選択方法
利用者、用途別に利用すべき商品(ETF・投資信託)はこのようになります。
■初心者、投資に時間を使いたくない方、面倒な作業が嫌いな方など
投資信託の一択です。総合的な効率がよいので初心者だけでなく万人におすすめできます。
・円で購入可能
・少額(100円から)での投資が可能
・株式市場での売買タイミングをはかる必要がない
・配当が自動で再投資される
・積み立て設定で完全な「ほったらかし」が可能
・商品の管理が比較的、簡単
・信託報酬などのコストはETFと比較すると少し高い
■日本市場でタイミングをはかって売買したい方、配当金を円で受け取りたい方、コストを少しでも削減したい方など
国内ETFを選択してください。
・円で購入可能
・日本市場でタイミングをはかり円での売買が可能
・投資信託と比較すると最低購入金額が高い
・配当金が年数回、円で受け取れる
・投資信託と比較すると少しコストが低い
・米国の課税分が自動で控除される(確定申告での外国税額控除の手続きが不要)
・商品の管理が比較的、簡単
・株価には為替の影響があるので純粋な値動きが分からない
※以下に記載されているETFが二重課税調整の対象商品です。
■米国市場でタイミングをはかって売買したい方、配当金を受け取りたい方、投資の選択肢を増やしたい方、コストを少しでも削減したい方など
米国ETFを選択してください。
・米国市場の純粋な株価でタイミングをはかって売買することができる
・国内ETFと比較すると銘柄数が圧倒的に多い
・円でドルを購入してから米国ETFを購入する必要がある
・投資信託と比較すると最低購入金額が数万円からなど高い
・配当金は年4回、ドルで入金される
・信託報酬だけの比較では一番安いので長期投資(10年以上)に向いている
・米国の課税分は確定申告での外国税額控除の手続きが必要
・国内口座と別れるため管理が少し手間
・米国市場が開いているのが日本の夜間(23時半~6時/22時半~5時)
まとめ
米国株にはETF、投資信託のどちらで投資をしたらよいのか?についてご説明をしました。
ご説明のとおり、それぞれの商品に長所、短所があるのであなたの目的別に利用をすればよいでしょう。
以前は投資信託や国内ETFの信託報酬が海外ETFより圧倒的に高かったので手間を考慮しても海外ETFを使うことによりメリットがありました。
しかし、ここ数年で投資信託と国内ETFのコストは大きく下がりました。
もし1つだけ万人向けに選んでくださいと言われれば「投資信託」です。
しかし、矛盾しているようですが、もし本気で投資にのめり込む覚悟があるのであれば(そんな大げさでなくてよいです ^^)、海外ETFを使ってみることをおすすめします。
私が現在、利用しているのは海外ETFと投資信託です。国内ETFをスイングトレード?で使っていた時も過去にはありました。
FIREをしてキャッシュフローを増やしたい方は特に分配金が出るETFと相性がよいですね。
もし、迷って投資を始められていない人は何でもいいのでとにかく始めることです。経験をすることで自分の目的も定まってくるでしょう。
ともに行動することで、よりよい人生にしていきましょうね。
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