2022年 S&P500 の上昇率は 11月の米消費者物価指数(CPI)で決まる

2022年の年末ラリーは12月13日発表の11月米消費者物価指数(CPI)の内容によって決まります。

S&P500 の上昇率は 11月の米消費者物価指数(CPI)で決まる

FRBパウエル議長は11月30日に政策金利引き上げペースを12月にも減速させるという発言をしたため、

S&P500は3.1%上昇し200日移動平均を4月以来、初めて上回りました。

先週の週間ベースでは1.1%高となり、年初来下落率は15%弱となっています。

スチュワード・パートナーズ・グローバル・アドバイザリー

米利上げは終わりに近い公算が大きく、株式相場は底を打った可能性がある。

来年については、米当局による利上げ政策が終わると見込んでいるが、それが2023年の早い時期であればと願っている。

これまでの利上げがインフレ鈍化と世界経済減速に影響を与えているからだ。

 

今年は13日の11月の米消費者物価指数(CPI)より重要な経済指標はなく、S&P500は9月末以降14%上昇している為、

このままいけば10-12月(第4四半期)としては1999年以来の大幅な上げとなる可能性もあります。

 

まとめ

S&P500 10-12月の上昇率は11月米消費者物価指数(CPI)の結果によっては1999年以来に大きくなる可能性がある。ことについてご紹介をしました。

とは言うものの、S&P500の年間リターンはまだまだマイナスであることに変わりはありません。

以下にも書きましたが、現状の水準で積極的に投資をするという気にもなれない微妙な水準です。

2022年11月のポートフォリオを公開 米国株価はインフレ鈍化で急上昇
11月10日に発表された10月の消費者物価指数(CPI)が減速したことを受けて米国株価は急上昇しています。このまま年末ラリーとなるのでしょうか?

 

「インフレがピークに達すれば米株式相場は上昇し、1年後にS&P500は2桁台のリターンになっている」という楽観的な?データもあるようです。

Bloomberg - Are you a robot?

 

2023年のS&P500のリターンは米ステラジストの間でも見解が大きく分かれています。

米国株 S&P500 は2023年も下落へ 米ステラジストが予想
来年の米国市場は、もとから雲行きが怪しかったですが、最近の調査では更に悲観的になっているようです。

今年のS&P500の上昇、年末ラリーについて11月の米消費者物価指数(CPI)が大きく影響することに間違いはないので13日の発表を注視しましょう。

 

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