FRBが12月に利上げペースを緩めるとの予想から市場には比較的楽観ムードが流れています。
しかし、投資家のジム・ロジャーズ氏は「インフレは今後もっと悪化する」と警告をしています。
インフレは今後もっと悪化する
日経新聞です。
投資家のジム・ロジャーズ氏は以下のように語っています。
インフレについて
利上げはまだまだ足りない。1970年代に激しいインフレが米国を襲った際、ボルカーFRB議長は政策金利を20%まで上げ、インフレを鎮圧した。
当時の水準まで利上げする必要があるといっているわけではないが、今の政策金利はインフレを抑えるのに十分な水準ではない。
バイデン大統領は再選されることしか頭になく、不人気の利上げには及び腰だ。
2023年にかけて、FRBは利上げのペースを減速するとみられている。人々は歓迎するだろうが、インフレの再来を招くことになる。
まとめ
ジム・ロジャーズ氏が語った「今後のインフレ悪化」「インフレ下の投資戦略」などについてご紹介をしました。
ジム・ロジャーズ氏は予想を外すことも多いですが、70~80年代の高インフレ時に実際に投資を経験されている方の言葉は非常に重く感じます。
インフレが収まらないとなると永遠に株価は上昇できません。FRBの政策は甘すぎるのでしょうか?長期低迷だけは避けたいところです。
コモディティ投資はしていないので詳細は分かりませんが、銀、砂糖のチャートを見る限りはそれほど安そうには見えません。
興味がある方は調査の上、少額から試してみてもよいかもしれません。
エネルギー株については上昇を続け高値となっており、まだ上値が残されているのかは疑問があります。
日本の金融緩和については「金融緩和をやめ、金利を上げるべき」と痛烈に否定しています。
日銀が長期間、壮大な社会実験をしても変わらなかったのですから、同じことをすることに意味はなく、違う何かをすべき時なのかもかもしれません。
壮大な実験の後始末には、痛みが伴いそうです。
著名投資家の声にも耳を傾けつつ、厳しい相場で生き残っていきましょう。
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