個人向け国債 変動10年の金利が0.43%に上昇

9月に募集、10月に発行される個人向け国債 変動10年の利率が0.43%に決定しました。

個人向け国債 変動10年の金利が0.43%に上昇

日銀が政策修正するとの予測から長期金利が0.7505%に上昇しています。これは、2014年1月以来、9年8カ月ぶりに高い水準です。

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長期金利の上昇を受け、次回発行する個人向け国債の金利を変動、固定それぞれ以下の金利となりました。

年率
変動10年 第162回債 0.43%
固定5年 第150回債 0.21%
固定3年 第152回債 0.05%

募集期間
2023年9月7日~9月29日

発行日
2023年10月16日

利払い日
4月15日と10月15日

償還期限
変動10年 2033年10月15日
固定5年 2028年10月15日
固定3年 2031年10月15日 

個人向け国債のより詳細な内容や購入先などについてはこちら

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まとめ

長期金利の上昇により個人向け国債 変動10年の金利が0.43%に上昇したことについてご紹介をしました。

前回の金利が0.39%でしたので、1カ月で0.04%上昇しています。

銀行の普通預金金利は高いところでも0.2%程度で倍以上の金利なので長期的に動かす予定のない資金がある方で

無リスク資産の購入を検討されている方は個人向け国債 変動10年を購入してもよいでしょう。

1年経てば、売却が可能です。

個人向け国債変動10年の利率の推移です。今年は金利が一旦下がる場面はあったものの、日銀の発言などにより金利が急上昇しています。

個人向け国債変動10年の利率
9月 0.43%
8月 0.39%
7月 0.28%
6月 0.29%
5月 0.28%
4月 0.30%
3月 0.33%
2月 0.32%
1月 0.33%

慣れた方はフルインベストメントでも構いませんが、多くの一般的な方は何かあった時の為に無リスク資産を確保しつつ、投資を継続していきたいですね。

 

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