新NISAの「成長投資枠」も「インデックスファンド」を買うべき理由

新NISAの「成長投資枠」ではどのような投資をすればいいのでしょうか?それは「つみたて投資枠」と同じインデックスファンドを購入することです。

インデックスファンドの利点は「平均投資」であること

東洋経済オンラインさん、山崎元さんの記事はこちら

新NISAも「インデックスファンド」だけで十分だ
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要点をまとめると。

■新NISAの投資枠と投資可能額

つみたて投資枠:120万円/年
成長投資枠:240万円/年
※1800万円までの運用益が非課税になる

■成長投資枠の選択肢

1.つみたて投資枠の商品に積み立て投資してもいい
2.つみたて投資枠の商品に一括投資してもいい
3.つみたて投資枠で認められている以外の適格商品に投資してもいい

1か2をお勧めする。

成長投資枠であっても「効率良く増やすことが期待できる商品」に投資することが合理的。

つみたて投資枠、成長投資枠ともに、手数料の安い同じインデックスファンドでいい。

■アクティブファンドよりインデックスファンドが優れている理由

アクティブファンド
個々の銘柄の投資ウェートを変更する際に売買が行われ手数料コストを要する。
運用管理費用はブランド品のような値付け。(運用管理コストが高い)

インデックスファンド
銘柄入れ替えが発生しない限り、売買の必要がない。無駄なテラ銭をほとんど支払わない。
運用管理費用は低廉なで値付け。(運用管理コストが安い)

インデックスファンドは単に「平均投資に近い」ということが好ましい。
上記の運用の仕組みと手数料により大きなコスト差が出る。

■投資すべきインデックスファンド

新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠、それ以外の運用口座でも、全世界株式のインデックスファンドに投資することがシンプルかつ「平均投資」に近い。

S&P500やTOPIXなどのインデックスファンドは特定の国に傾斜したグローバル株式のアクティブ運用になる。

まとめ

山崎元さんが語る新NISAの投資成長枠でもインデックスファンドを買うべき理由についてご紹介をしました。

・アクティブファンドは仕組み上、インデックスファンドより高コストになり、効率的に資産を増やすことができない

・新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠、それ以外の運用口座でも、全世界株式のインデックスファンドに投資する

 
一貫していつも発言をされている内容でした。突っ込みどころはありません。^^
高配当株投資を新NISA口座でされない方は、山崎元さんが勧めているように、つみたて投資枠と成長投資枠ともに同じインデックスファンドでいいと思います。
これがデフォルトかつ最適解でしょう。
そろそろ、NISA口座の証券会社変更の準備をして来年からの新NISAにそなえます。
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ニワトリであるNISA口座から、将来に金の卵を受け取れるよう、ともに継続して育てていきましょうね。
 
 
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