アメリカのファイナンシャルアドバイザーは30代でFIREを達成した方の意見を聞き、今を我慢するのではなく、今を楽しむ戦略に変えたと語っています。
自分が人生で幸せになれるものをきちんと把握する
ファイナンシャルアドバイザーであるケビンは、お金を楽しく活用する方法について、このように語っています。
収入より消費を少なくし、負債を低く抑え、収入の15%以上投資することを20年から30年ほど続ける。
富裕層の顧客全員がこの戦略で彼らのほとんどが、楽しみを後まわしにして長期間取り組むことで、50代か60代で100万ドル(約1億3700万円)の大台に到達していた。
人生でお金を使ったり稼ぐには下記の方法しかない。ケビンは楽しそうなライフスタイルは後回しにして資産形成を継続的におこなった。
・お金を大半をいま使って楽しむ
・将来の優雅なリタイア生活と引きかえに贅沢を後まわしにする
・高収入と引きかえにワークライフバランスと長時間労働を受け入れる
5年で125万ドル(約1億7100万円)の純資産を築き30歳でFIREをしたグラント・サバティエ氏にインタビューをした時の彼の言葉で考え方が変わった。
「大事なのは、自分が人生で幸せになれるものをきちんと把握することだ。最も大事な質問は、自分にはお金がいくら必要か? ではなく、自分がどんな人生を送りたいか? だ」
「25歳のとき自分が幸せになれるものを10個書き出すと、そのうちの8個ではお金がかからず、残りの2個も”たいしてお金がかからないもの”だった」
「そうした時間を増やすために、自分の生活を調整できないのはどうしてだろうか?」
「幸せになるために必要なお金は、思っていたよりもずっと少なくていいとわかった」
この後、ケビンは自分が心から望む生活に合うよう、財務の再編成を始めた。
収入を5万ドル(約687万円)増やすと同時に、その年内に返済が終わるよう奨学金の支払いを進め、世界中を旅している。
1.自分が幸せになれるもののリストをつくる
フットボール観戦、楽器を習うなど。
2.リストを細かく分ける
一度にすべて取り組むことができなかったり、現実的でなかったりするかもしれないが、それでかまわない。
目標を短期的なもの、小さな目標、重要な段階に分割し、長期的なファイナンスの目標から遠ざからないようにする。
3.リストの見積もりを出す
各項目にいくらかかりそうか見積もりを出す。始めるのに費用のかからない中古品を調べる。
4.収入とスケジュールを最適化する
大切なのは、将来の資金を確保し、望んだライフスタイルにお金をかけられるよう財務と時間を調整すること。
<例>
ケビンは四半期ごとに副収入の5%を確保して、観戦チケットや楽器のレッスンのためだけに使い残りの95%は納税、投資の目標、奨学金の返済にあてた。
<効果>
・理想とするライフスタイルの実現にお金を割りあてられるだけでなく、燃え尽きるのを回避してくれる
(お金をワクワクするようなことへ贅沢に使えるよう確保してあるから)
・1対1の時間がかかる仕事を減らし、講演など効率のいい仕事ができるようになった
・家族と過ごす時間が増えた
・新しいことを学べる時間が増えた
まとめ
ファイナンシャルアドバイザーが語る「生活とお金のバランスを維持する方法」についてご紹介をしました。
2.リストを細かく分ける
3.リストの見積もりを出す
4.収入とスケジュールを最適化する
コメント