金融資産残高を増やし中年期以降にFIREする人生はつまらない?

山崎元さんは、FIREについて否定派ですが、その対象や理由について回答しています。

金融資産残高を増やし中年期以降にFIREする人生はつまらない?

FIREに否定的な意見を持つ山崎さんが、その理由についてこのように回答しています。

守銭奴型のFIREでは人生がつまらない

特に「難色」というか疑問を呈したいと思っているのは、相当の期間消費を抑えて投資を増やして資産形成に注力して、

中年期以降に金融資産残高による安心を図ろうとするようなタイプのFIRE指向者です。

サラリーマンで例えば収入の半分近くを投資に回すと、十数年で「金融資産の運用益で生活費が賄える」といったレベルの「小さなFIRE」を作る事が出来るでしょう。

しかし、こうしたケースでは生活費のスケールが小さいし、50歳近くになってからFIREだと言われても、もうすでにアーリーとは言えない。この種のFIRE指向を、私は「守銭奴型FIRE」と呼んでいますが、このタイプは人生がつまらなく見えます。

人生の大事な時期に、自分が稼いだお金を自分の人生のために大らかに使えない状態は、人生前半がファイナンシャルに制約されているという意味で、

FIREが本来目指すところにむしろ反するのではないかとも思っています。最終的には程度の問題ですが、人生がお金の制約から解放されていない。

トウシルさんの記事はこちら

はい。言わんとしていることは分かります。

私の場合は33歳ぐらいで日本の個別株投資を試してみましたが、勝てるはずもなく投資からは遠ざかり、30代半ばぐらいまでは散財する日々を過ごしていました。

その後、本格的に投資を始めたのは40代になってからです。そこから資産を先進国株や米国株に集中させ40代でなんとかFIREできるだけの資産を作りました。

30半ばまでは好きにお金を使い、本格的に投資を始めたのが40代からなので山崎さんが言っている「守銭奴型FIRE」とはかなり違っていそうです。(^^;

 

中年期以降に金融資産残高による安心を図ろうとする」というのは、私を含め多くの方がそうだと思うのですが違うのでしょうか?

もし、50代で貯金がなかったら永遠に会社の奴隷として高齢になっても働き続ける人生になってしまうかもしれません。

そのような生活をするのが嫌なのであれば、消費を抑え種銭を貯める時期は必ず必要です。私の場合はそれが30半ばからでした。

 

山崎さんが語っている、「人生の大事な時期に、自分が稼いだお金を自分の人生のために大らかに使えない状態」という意味はよく分かります。

特に20代がそのような時期にあたります。これを実現するには投資金額を最小限にするか、稼ぐことですね。

20代で投資をしているような方は、老後のお金とか考えなくても大丈夫です。

今は情報と投資環境がありますが、現在の50歳ぐらい以上の方が投資で一億円を作るというのは、現在よりはるかに難しかったと思います。

ですので、「50歳近くになってからFIREだと言われても、もうすでにアーリーとは言えない」と言われようが、全く問題ありません。

FIREは人と比べるものではなく、自由な人生を歩むことができる権利です。仕事をするしないも自分で選択できます。誰からも指図されないのですから。

ですので、30歳のFIREだからイイとか、60歳のFIREだからダメとかそういう話ではありません。

何歳であっても、FIREできる人とできない人では大きな差があるということです。

 

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