銀行や証券会社、保険の窓口、インターネットでは餌をまきつつ常にカモを待ち構えています。
カモにならない為の唯一の方法は「金融リテラシー」を身に付けることです。
投資信託、今選ぶならコレ???
楽天証券、トウシルの記事です。
Youtubeなどでも見かける方がファンドの選び方とおすすめの投資信託を紹介しています。
ファンドの選び方
・米国投資は市場全体への自浄作用が働いているので、インデックス投資で十分なリターンが期待できる。
・日本投資は十分に自浄作用が働いていないため、インデックス投資でリターンを期待するのは難しく、アクティブファンドや個別株投資が向いている。
投資初心者だけど将来のためにお金を増やしたいなら
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(※つみたてNISA対応)
楽天・全米株式インデックス・ファンド(※つみたてNISA対応)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)(※つみたてNISA対応)
ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド
向こう5~10年以内に使い道が決まっているお金なら
たわらノーロード 最適化バランス(安定成長型)(※つみたてNISA対応)
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
つみたてNISAの「次の一手」を探しているなら
年金積立 Jグロース(※つみたてNISA対応)
One国内株オープン
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド
フィデリティ・アジア株・ファンド
突っ込みどころ満載の厳選?商品
「ファンドの選び方」に書いてある内容については、おおむね納得はしますが、特に日本株について必ずしもアクティブファンド、個別株が向いているとは思いません。
投資される方がより大きなリスクを取れる方、スキルがある方であればそのような方法もあるよ。ということです。
勧めている投資信託については、大胆にも地雷だらけにしていますね。。。
紹介している”厳選”10本のうち、購入しても大丈夫だと思える投資信託は3本でした。
確率3割です。。
「つみたてNISA」に選ばれている時点で金融庁のフィルタがかかってはいますが、内容が同等でもコストが低い商品は後から出てくるので万能ではありません。
また、「向こう5~10年以内に使い道が決まっているお金なら」とありますが、そもそも5年後に必要なお金を投資で運用すべきではありません。
「つみたてNISAの「次の一手」を探しているなら」の意味が分かりません。つみたてNISAで設定をした優良商品以外の粗悪商品をわざわざ購入する必要はありません。
⇒購入しても大丈夫です。
2.赤字かつ「※つみたてNISA対応」と記述がある投資信託
⇒おすすめはしません。
3.赤字かつ「※つみたてNISA対応」と記述がない投資信託
⇒地雷です。体が吹き飛ばされないよう注意しましょう!
1.黒字かつ「※つみたてNISA対応」と記述がある投資信託
コスト的、コンセプト的にも問題はありません。バランスファンドを購入するかどうかは好みの問題です。
コスト以外に純資産額も気にした方がよいですが、良い商品であれば純資産額は伸びてくるはずです。
逆に言うと他同等の商品と比較し純資産額が伸びない商品は何か問題があるということです。
商品名 | 信託報酬 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.202% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% |
楽天・インデックス・バランス・ファンド | 0.222% |
2.赤字かつ「※つみたてNISA対応」と記述がある投資信託
今の基準で考慮するとコストが高いです。どうしてもこの商品を選ばなければならない理由はありません。他の商品を検討しましょう。
商品名 | 信託報酬 |
たわらノーロード 最適化バランス(安定成長型)(※つみたてNISA対応) | 0.55% |
年金積立 Jグロース(※つみたてNISA対応) | 0.902% |
3.赤字かつ「※つみたてNISA対応」と記述がない投資信託
はい、地雷です。このゴミ商品を買う意味は100%ありません。よくも2%もの高額のコストをとれるなと。。
仮に単年でインデックスを上回る成績を出したとしても、これだけのコストを取られているとすぐにインデックスファンドの成績が上回ることは間違えありません。
商品名 | 信託報酬 |
ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド | 1.7875% |
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド | 2.0% |
One国内株オープン | 1.76% |
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド | 1.21% |
フィデリティ・アジア株・ファンド | 1.903% |
まとめ
楽天証券でおすすめしている投資信託を取り上げ、証券会社のカモになってはいけない。ことについてご説明をしました。
今回はあくまでも一例です。様々な手口で彼らはあなたの資産を狙っています。金融リテラシーを身に付け、自分の資産は自分で守りましょう。
身近にもいますが、、「あの人は親切に紹介してくれたから」とかで商品を購入しようとする人がいますが、
(大体、そのような方は人の忠告を聞かないことが多いです。)
販売している方は、あなたのことは何も考えてはいません。自分だけの利益を考えて販売しているのです。
ゆうちょが老人をカモに強引にゴミ商品を買わせたり、保険を契約させたりしているのがいい例です。
形は違っても同様のことは銀行、証券会社、保険関連の窓口などで日々おこなわれています。
今回、ゴミを紹介している方が自分の証券口座で「私はゴミを積み立て購入しています。あなたもぜひ!」という証拠があれば購入を検討するかもしれませんが。(ウソです。購入しません。)
もちろん、売る側には大人の売らなければならない事情があるのは分ってはいますが、自分で考えることをしないで相手の言いなりになっていると
「永遠に搾取される人生になる」ということです。
今回、OKとした「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を以前にiDeco/つみたてNISAで購入していた時がありましたが、
楽天は他社と同等にコストを下げることをしなかったので他社のS&P500連動商品に乗り換えました。
今後、「SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」がより安定すれば、そちらへの乗り換えを検討しています。
金融リテラシーを身につけ、守る力を鍛えることで搾取されない人生を歩んでいきましょうね。
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