FPの無料相談を絶対に使ってはいけない理由について実体験とともにお話しします。
多くのFPは売り子であると思った方がいい
山崎元さんの記事です。「近い将来なくなる職業」としてFPをあげています。
筆者のFPに求める考えや消費者へのアドバイスはこうです。
1.「アドバイザー」と「売り子」の立場を区別する
金融機関に所属するFPはもちろんのこと、独立しているFPでも保険の代理店、証券仲介業を行っていることが多いので現実的にこの要望は難しい。退職金の運用を退職金が振り込まれた銀行の銀行員に対して相談するような相談が「最低の相談」である。
「相談」に目的を絞って、FPが使う時間と知識に対して適切な対価を「相談料」として支払うことが望ましい。
金融商品の購入・売却に利用する相手は、相談相手とは別に、コストや利便性で選ぶことが合理的。
2.自分が得る実質的な手数料を示し、顧客の同意を得る
金融商品の「売り子」が顧客から取る実質的な手数料の明細を顧客に示して、その手数料に対して、顧客の同意を得る。どのような運用内容のファンドであっても筆者は、このような投信(高額な手数料と信託報酬の商品)を買うことを他人には勧めない。
3.「自分の意見」と「適切なアドバイス」を区別する
自分が「いいと思うこと」と「アドバイスとして適切であること」を明確に分ける必要がある。インデックスファンドよりも手数料が明確に高いアクティブファンドを他人に勧めることは不適当。
「国内株式のいいアクティブファンドはありますか?」と質問して、信託報酬の安いインデックスファンド以外のファンドを勧めるFPがいたら、そのFPは無知か嘘つきだと思えばいい。
4.正しい運用知識を持つ
適切な運用アドバイスをするために、FPには、正しい運用知識を持っていて欲しい。・資金使途と運用商品選択を絡めることは不適切
・人により投資すべき運用商品の種類が変わるという考えを疑う
・運用商品を選ぶ第一の基準は手数料
・インカムゲインとキャピタルゲインは「合わせて考える」事が基本5.「魚の釣り方」を教えて欲しい
コンサルティングの仕事の難しいところは、顧客に必要で適切な知識を教えてしまうと、次の仕事が無くなることだ。
無料相談のFPは100%売り子です
金融リテラシーがない頃に「保険の窓●」というところに相談に行ったことがありました。
女性相談員の提案は、
月々、貯蓄している数十万円、全てを保険に回したほうがいい。
というものでした。
さすがのおバカさんでも疑問を持ち、インターネットで調べ金融リテラシーを身に付けてゆくことになります。
もちろん、保険は契約せず、それまで契約していた保険も全て解約しました。
今思うと自分のお金のことだけしか考えていない、最低なFPだとは思いますが金融リテラシーがないと合法的な詐欺に引っかかってしまうということです。
無料という時点で怪しいと思った方がいいです。あの手この手でゴミである保険や投資信託を売り込んできますので気を付けましょう。
銀行や無料セミナーなども同様で、ゴミ商品の売り込みが待っています。
まとめ
FPへの安易な相談は非常に危険なことについてご説明しました。
お金に関して相談したくなった場合の結論です。
2.最低限の知識を身に付けた上で、お金を払って相談をする。
まずは、人に相談せず自分で調べることです。大抵のことはインターネットで調べれば答えが転がっています。
私が「保険の窓●」に行ってしまった数十年前と比較すると簡単に答えが見つかるはずです。
自分で勉強すること一択です。と言いたいところですが、
どうしても相談されたい方はお金を払って金融機関に所属していないFPに相談した方がよいです。
しかし、全く知識がないとカモにされてしまうので、最低限の知識は身に付けてください。
また、以下の内容については頭に入れておいてください。自分のお金のことを他人に相談するのであれば常に疑うぐらいがちょうどいいでしょう。
・商品を勧められた時は必ず疑う
コンサルティングの仕事の難しいところは、顧客に必要で適切な知識を教えてしまうと、次の仕事が無くなることだ。
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