米国経済がリセッションにおちいれば
米国株はさらに25%下落する可能性がある。
とドイツ銀行のストラテジストは指摘しています。
ドイツ銀行 米国株はさらに25%下落する可能性
ドイツ銀行のストラテジスト、
ビンキー・チャダ氏は
米国経済と株価について
以下のように語っています。
企業利益の減少見通し、株価バリュエーションの高さ、リセッションリスクが迫っているため、株式のファンダメンタルズ的な状況は厳しい。
ただ、投資家の株式持ち高は低いと付け加えた。
株式の見通しは比較的二極化されており、
リセッションに落ち込む場合には、さらに大きく売られることになる。最悪のシナリオではS&P500が7日終値から約25%低い3000まで下落する恐れがある。
一方でリセッションが回避されれば、前回のピークまで相場は急回復すると見込む。
年末までに株価が上昇すると予想。
モルガン・スタンレー 安値を更新する可能性
モルガン・スタンレーの
ストラテジストも
経済成長が減速する中で
株式相場が安値を更新する可能性があるとの
見方を示しています。
モルガン・スタンレー、
マイケル・ウィルソン氏
株式にとってはインフレ高進とタカ派寄りの米金融当局よりも、景気減速がより大きな懸念材料となる公算が大きい。
リセッション(景気後退)に陥らなくても2023年には3%の減益になる。
予想EPS(1株利益)の見通しは向こう数四半期で、過去数サイクルで見られた中でもかなり大きめの下方修正に見舞われることになりそうだ。
業績不振の見通し
13週間にわたり、業績の下方修正が上方修正を上回っている
JPモルガン・チェース 過去の不況より良い
対照的に
JPモルガン・チェースの
ストラテジスト、
ミスラブ・マテイカ氏は、
以下のように語っています。
インフレのピークアウトが今年の株価の支えになるとみている。
過去の不況時と比べて今回はずっと良い状態を維持できる。
まとめ
各金融機関が語った
今後の米国経済と
株価についてご紹介をしました。
一番底から急上昇し
株価がピークをつけたあたりから
厳しい意見が多く
見られるようになりましたが、
株価はまた上昇しています。
最近の株価を見ていると
重要指標前に急上昇するなど
上昇したくて仕方がないように見えます。
いずれにしても、
本日発表の8月消費者物価指数が
節目になるでしょう。
発表された消費者物価より
「ピークと判断」
すれば株価は急上昇、
「まだピークではないと判断」
すれば急落と
極端に動く気がします。
難しい相場が続きますが、
節目にとなる
8月の消費者物価指数に
注目しましょう。
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