アメリカの資産運用会社は「株価は10月半ばまでにあと20%下落するだろう」と語っています。
米国株価は10月半ばまでに20%下落
米グッゲンハイム・インベストメンツの
スコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は
「過去の季節要因に何らかの意味があるとすれば、株価は10月半ばまでにあと20%下落するだろう」
とツイートしています。
・7月の個人消費支出(PCE)コア価格指数が前年同月比4.6%上昇しているのに対し、S&P500のPERは19倍となっている
S&P500のインフレ環境下でのPER推移
Since 1960, P/Es have trended lower when #inflation is higher. With YoY core PCE now at 4.6% and S&P500 trading at ~19x, we should see stocks fall another 20% by mid-October…if historical seasonals mean anything. pic.twitter.com/ZYOgxGXF5e
— Scott Minerd (@ScottMinerd) September 8, 2022
マイナード氏は
CNBCのインタビューでは
以下のように発言をしています。
米政策金利について
2%前後を中立金利とみていることから、
既に景気抑制的な領域にある。
景気抑制的なモードに入りつつある。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる
米金融当局は利上げ「前倒し」を
望む意向を非常に明確に伝えているため、
0.75ポイント利上げが基本シナリオだ。
マクロ的な背景を人々は無視している。
季節要因やPERの現状などを踏まえれば、
弱気相場はそのままの状態にあることを
基本的に示唆している可能性がある。
極めて急速な価格の「著しい調整」も想定される。株価を正当化するような
企業利益の増加も見込まれず、
エネルギーなど価格が下落している。
セクターからの下降圧力が予想される。
まとめ
米グッゲンハイム・インベストメンツのCIOが語った現時点のS&P500の株価水準についてご紹介をしました。
株価収益率(PER)は19倍で
過去のデータ15.2倍と比較すると
まだ高いので株価は20%ほど下落する余地がある。
※PERが低いほど株価は低くなる
出来高を見ても力強い上昇とは言えず
まだまだ先が見えない状況が続いています。
現在、過去のデータでは
このような水準であることを
頭の片隅に置きつつ
投資を継続していきましょうね。
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