投資家の現金比率が2020年のコロナショックを上回る リセッションを懸念

投資家が保有している現金比率が高水準となっています。

投資家の現金比率が01年来の高さ、スタグフレーション懸念-BofA
投資家が保有する現金の比率が2001年9月以来の高水準に達したことが、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のファンドマネジャー調査で分かった。世界経済の成長見通しが過去最悪に落ち込み、スタグフレーションの懸念が広がっている。投資家は株式相場の...

投資家の現金比率が2020年のコロナショックを上回る リセッションを懸念

バンク・オブ・アメリカは投資家が保有する2022年5月の現金の比率が2001年9月以来の高水準に達し「極度に弱気」になっているとしています。

これはコロナショック時の2020年4月の水準をも上回っているということです。

※運用資産が合計8720億ドル(約113兆円)の投資家を対象とした調査

出典:Bloomberg

暴落が起こるリスクとして上げられている項目です。

1.タカ派の中央銀行
2.世界的なリセッション
3.インフレ
4.ロシア・ウクライナ紛争
 
調査結果
・投資家はテクノロジー株と欧州、新興市場を大幅に売り

・投資家は現金とコモディティ、ヘルスケア、生活必需品を大幅に買い
・今の金融引き締めサイクルでの利上げ回数予想は4月の7.4から7.9に上昇
・株式は20年5月以来の大幅アンダーウエート
・金融リスクが市場安定に対する最大の潜在的リスク、地政学的リスクを上回る
・米金融当局による「プット」発動水準は、S&P500種株価指数で3529の見込み

 

まとめ

バンク・オブ・アメリカの投資家を対象とした調査結果についてご紹介をしました。

もはや、戦争は過ぎ去ってしまったかのようでインフレ、FRBによる利上げでリセッションが起きスタグフレーションになることを警戒しています。

VIX指数は現在は30を下回っていますが、リセッションという言葉を目にすることが多くなりました。
世界でリセッションという単語が意識、検索されコロナショックの50%ぐらいのところまでになっています。

 

インデックス投資家は淡々と投資を続けていきましょう。

 

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