バフェットはアップルを買い増し 高インフレの米国経済にも自信 2022年6末時点

バフェットは6月末に発表された財務情報によるとアップルを買い増したことが明らかになりました。

バフェットはアップルを買い増す

ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは、第一四半期の400億ドルに続き、第二四半期には38億ドルの株式を購入しています。

3月末からの主な変更点です。

・アップル(AAPL)増
・アリー・ファイナンシャル (ALLY)増
・シェブロン(CVX)増
・アクティビジョン・ブリザード(ATVI)増
・セラニーズ(CE)増
・マーケル(MKL)増
・マケッソン(MCK)増
・オクシデンタル・ペトロリウム(OXY)増
・パラマウント・グローバル(PARA)増

・クローガー(KR) 減
・ゼネラルモーターズ(GM)減
・USバンコープ(USB) 減
・ストア・キャピタル(STOR)減
・ベライゾン(VZ)完全売却
・ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)完全売却

 
バークシャーの保有銘柄トップ5は以下のようになりました。
1.アップル
2.バンク・オブ・アメリカ
3.コカ・コーラ
4.シェブロン
5.アメリカン・エキスプレス
 

分析を難しくする米国の経済データ

米国の経済データは良いデータと悪いデータが入り混じっていて、今後の米経済の分析を難しくしています。

悪いデータ

ニューヨーク地域の製造業は、8月に予想外の大きな後退となり、エンパイア・ステート製造業調査が42ポイント下落した。
 
これはパンデミック初期の2020年4月に次いで、過去2番目に大きな月間減少幅となる。
良いデータ

・7月に50万人以上の雇用を増やし、失業率は3.5%に上昇。1969年以来の最低水準となる。

・ガソリン価格は1ガロン4ドルを割り込んだ。

・消費者心理は記録的な低水準から回復した。

・米国株式市場は4週連続で上昇した。

 

まとめ

バフェットさん、ハイテク株をはじめ更に買い増しをしていました。

アメリカ経済に対して微塵の疑いもなく、自身に満ちた投資を継続しています。

エネルギー株は買い増しを続けつつ、ハイテク株と金融株などは下値を拾っています。

インフレには対応しつつ、安くなった銘柄を仕入れていますね。

 

株主総会で語った以下の言葉を淡々と実行しています。

「月曜日に株式市場が開いたとき、私たちはどうなるかほとんどわからない。

私たちのどちらも、市場がどうなるか、経済がどうなるかに基づいて投資すべきと言ったり考えたりしたことはない。

買い時が分かったことなどない。

自分がやっているのはバリュー投資。
買い時は当てられないが価値があるものを安く買えているかは大体分かる。

 

投資の神様が分からない買い時を私達に分かるはずもありません。
 
今後、株式市場がどうなるかは分かりませんが、
どんな時も、コツコツと買うことを継続していきましょうね。
 
 
バフェット ウォール街が米国株式市場をカジノにした 暴落はチャンス
バフェット氏とマンガー氏はバークシャー・ハサウェイ社の株主総会でウォール街が株式市場における投機的行動を助長し、事実上「カジノ」にしていると皮肉を言っています。
バフェット 不安定なマーケットは好機をもたらした 株主総会で
バフェット氏の投資会社、バークシャー・ハザウェイは4月30日に対面での年次総会を3年ぶりに開催しています。
【バフェット】個人投資家の多くがカジノにいる
バフェットの投資会社バークシャー・ハサウェイは4/1に株主総会を開きました。その中で今のバブリーな株式市場を警告したバフェット語録が出ていました。
バフェット 「短期間で急いで金持ちになろうとしてはいけない」
投資家のウォーレン・バフェットは「短期間に急いで金持ちになろうとしてはいけない。それよりも金持ちであり続けることのほうが重要だ」と話しています。

 

コメント