最近の株式市場は下落が続いていますが、こんな時こそ「積立投資」の威力を発揮します。
ドルコスト平均法でリスクを最小限に抑える?
東洋経済オンラインさんの記事はこちら。
積立投資とは、ある特定の金融商品を毎月など一定の期間ごとに一定額もしくは一定量ずつ投資していく投資法の一種だが、大きな欠点は投資の成果が出るのに時間がかかってしまうことだ。
たとえば、株式や金、あるいはビットコインのような暗号通貨にコツコツ積立運用することで、リスクを最小限に抑えることができる。
いわゆる「ドルコスト平均法」と呼ばれる運用法だが、投資の価格変動リスクを抑える効果的な方法だ。
市場価格が高いときは少なく買い、安いときは多く購入できるという特性を生かして、総じて安く購入できる投資法だ。
・将来の税金を念頭に入れること
NISAを使えればベストだが、金や暗号通貨の場合は一次所得として、「50万円」以上の運用益は申告して税金を支払う必要がある。
・価格変動に一喜一憂しない程度の投資金額がベスト
多額の資金をつぎ込まずに、最低限の金額で日常的に忘れることができる程度の金額で積み立てることが大切。
・価格変動が大きく、将来的に価格が下落しにくい投資商品を選ぶ
長い期間、積立運用ができるのであれば、できるだけ変動幅の大きい金融商品を選ぶ方が投資効率は大きい。
不透明な時代背景をきちんと考えて積み立てを開始することだ。
まとめ
「積立投資」は最強!の記事についてご紹介をしました。
この記事、当たっているようで的がずれているように感じられました。大きくはこの2点です。
1.ドルコスト平均法(積立投資)でリスクを最小限に抑えることはできない
ドルコスト平均法(積立投資)で「リスクを最小限に抑えることができる」とありますが、ドルコスト平均法で投資をしようが、一括投資をしようが”投資リスクは同じ”です。
各資産の株価や価格変動は誰にも予測不可能なものなので、当たり前と言ってもいいでしょう。
その分からないものに多額の投資をすることは心理的に不安になることが多いので、ドルコスト平均法の出番だということです。
初心者からベテランまで多くの方が使っている投資方法です。もちろん私も使っています。
ドルコスト平均法で投資のリスクを抑えることはできません。
積立投資より一括投資の方がリターンが高いという多くのデータがあるぐらいですから。
2.「価格変動が大きな商品を選ぶ」は間違い
これは、明らかなミスリードです。投資の一般的な概念として”価格変動が小さく”、リターンが高いものほど、良い商品とされています。
その指数はシャープレシオなんて呼ばれています。
よって「価格変動が大きな商品」という観点から投資商品を選ぶのは間違えです。
暗号資産好きからこのようなアドバイスになったのでしょうか?
長期的なシャープレシオが優秀な商品を選びましょう。米国株などの株式で十分です。
また、「不透明な時代背景をきちんと考えて積み立てを開始すること」とありますが、そんなことを言っていたらいつまでたっても投資を始めることができません。
再度言いますが、株価が高いか低いかなど誰にも分からないのですから、投資を始めようと考えた時が積立投資の始め時です。
ともに、すぐに行動しコツコツとやっていきましょうね。
コメント