投資信託、2月の資金流入額は1月をさらに上回る

2月の投資信託の資金流入額は史上最高額だった1月をさらに上回ったことが分かりました。

資金流入額はオルカンが1位をキープ

日経新聞さんの記事はこちら

2月の投資信託、1兆3930億円の資金流入 - 日本経済新聞
2月の国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の資金動向は、設定額から解約・償還額を差し引いて1兆3930億円の資金流入超過(QUICK資産運用研究所推計)だった。前月の1兆2798億円(確報値)を更に上回る高水準な資金...

要点をまとめると。

■概要

2月の国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の資金動向は、解約・償還額を差し引いて1兆3930億円の資金流入超過。

前月の1兆2798億円(確報値)を更に上回る高水準な資金が流入。

先進国株式型、グローバル株式型や新興国株式型などに資金が流入。海外株式型には1兆円超、国内株式型には1400億円超の資金が流入した。

■詳細

最も資金流入額が大きかったのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で2位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」。

「半導体関連 世界株式戦略ファンド<愛称:半導体革命>」と「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」が圏外からランクイン。

この2つは世界の半導体関連企業の株式を投資対象とするアクティブ型(積極運用型)ファンドで、NISAの成長投資枠の対象商品となっている。

まとめ

投資信託の2月の資金流入額についてご紹介をしました。

インデックスファンドには1月ほどではありませんが引き続き、堅調に資金が流入していることが分かりました。

この傾向は今後、新規参入する方により引き続き高水準の資金流入が続くと予想しています。

 

投資信託の資金流入額が高水準だったとはいえ、インデックスファンドの資金流入額は減っています。資金流入に影響したのはアクティブファンドのようです。

記事にあるように半導体の商品を使って成長投資枠などで投機的売買をされている方が一定数います。

株価がこれだけ上昇中に購入して大きな利益が出せるかは疑問ですが。

これらの商品を購入するには言うまでもなく、恐ろしいほどの手数料を支払う必要があります…

半導体関連 世界株式戦略ファンド<愛称:半導体革命>
購入時手数料:3.3%
信託報酬:1.728%

野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
購入時手数料:3.3%
信託財産留保額:0.3%
信託報酬:1.65%

これでは、大きなリターンを上げたとしても手元に入る利益はわずかで、下落相場になった時の状況は考えたくもないですね。
相場を読んで逃げ切れる自信がある人にとっての短期売買ではよいのでしょう?そんな方がそもそも投資信託を使うというのは謎ですが。
長くなりましたが、私は絶対に買いませんよ。ということです。
今後も低コストのインデックスファンドを中心にコツコツと資産形成をしていきます。
 
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