最近、投資ブロガーさんの投資本の出版ラッシュが続いているようです。
これは株価のピークが近づいているということを意味しているのでしょうか?
有名な「靴磨きの少年までが株の話をするようになったらバブルの崩壊も近い」という話がありますが、ジャンルとしてはこれに近い気はします。
出版社としては投資をしていない方などに幅広く本が売りたいので株価が低迷している時期に投資本の出版ラッシュが起こることはあり得ません。
株価が高値圏で推移しそれによって含み益が増えたという儲け話が投資をしていない方々の耳に入り、市場に参入することで更に株価が吊り上げられてゆく・・・
というシナリオになるのでしょうか?
私は昨年にある日本の個別株を全て売却していますが、売却理由の一つは今までは全く株に対して興味を示さなかった妻が株の話をし始めたことです。その銘柄についてはその後ピークをつけ現時点でもまだ高値更新はできていないようです。
今がバブルなのか?バブルなのであればそのバブルはいつはじけるのか?私には分かりません。しかし、景気がピークにきていることは確かなのではないでしょうか。
この時期の株式購入は非常に難しいです。一般的に景気が悪くなっている時期には現金や債券の比率を増やしていくことが有利とされています。理屈では分かるのですが正確な株価下落時期について私は読むことはできません。
よって株価下落が本格的に始まっても指数に連動したインデックスは定期購入を進めETFとともにホールドしたまま最悪50%の下落を覚悟するしかないのかなと思っています。日本個別株については売却を進め、米国個別株(ETF)についてはこの時期に合ったよりディフェンシブな銘柄を新規購入するかもしれません。
既に下落相場は始まっている気はしますが更なる高値を付けた後に来年位から本格的な下落相場が始まる?のでしょうか。
下落相場の対応として、よく言われる資産のリバランスなどがありますが今のところ私は株式比率を下げることは考えていません。私が対応すべきことはメンタルをより鍛えることかもしれません。。今年2月の下落で1ヶ月で3百万以上が消えましたが全く問題ないというようなメンタルはまだまだ持ち合わせていません。リーマンショック級の下落であれば数千万が一瞬で吹き飛ぶのですからね。
ではどうするのか?自分の資産配分を現時点で再確認をして株式資産がマイナス50%になっても精神的に耐えられるかということを基準に資産配分を見直してみればよいと思います。
また、本格的な下落相場がいつ始まるのかは分からないので資産効率というところで難しいところはあるのですが、事前に現金比率を引き上げておくことで下落相場で割安な株を購入することができます。ただし落ちていくナイフを素手で掴みにいくのには、強いメンタルとともに現金使用配分を考えておくことが必要です。
事前に対応できることは投資方法によっては思った以上に少ない気もしますが、心の準備とともに進めておきましょう。
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