多くの一般的な人は自宅を購入してしまうと幸せな人生を送るのは難しくなります。
地震に対する記事です。
地震「自宅はもう諦める」の声も 住宅被害は234棟(21日10時)
自宅の壁に大きなヒビが入り、福島市の娘の家に避難しているという76歳の女性は「修繕する資金もありませんし、自宅はもう諦めます。でも知らない土地に住みたくはないので、相馬で暮らし続けられるよう仮設住宅などを提供してほしいです」と話していました。
親世代と同じ生活をすることはできない
私達が生きている時代は親の世代とは比較にならないぐらいの早さで様々なことが変化するとともに日本の経済は弱くなり続けています。
・ものや家族に対する価値観が変わった
・発展産業にシフトすることができず景気が長期低迷している
・人口ボーナス期が終了し人口が減り続けている
・終身雇用は終っている
団塊の世代では1つの会社に定年まで勤め、結婚をして子供をつくり家を建てることが当たり前でしたが、今はそのような時代ではありません。
しかし、時代が変わっているのにも関わらず、何も考えずに親と同じことをしようとする人がいまだに多くいます。
時代が変わっているのであれば、私達も変化をしていかないと生き続けることはできません。
一般的な人は既に親と同じ生活をすることはできないのです。
よい人生を送るには何が必要なのか取捨選択をする必要があるということです。
家を買うリスク
自宅購入には様々なリスクがありますが、リスクを考えて購入している人は少数でしょう。
少し考えても、リスクはいくつでも思い浮かびます。
・FIREすることができなくなる
・長期ローンを組むことで会社に人生を縛られるようになる
・リストラでローンを支払うことができなくなる
・金利が上昇しローンの支払いができなくなる
・自宅を売っても借金が残るケースが多い
・日本の文化では資産価値が残るのは土地だけ
・空き家が増え続けている為、長期的に資産価値は減少する
・資産価値が上昇するごく一部の物件を購入できるのは富裕層だけ
・新築は購入した時点で資産価値が下がる
・資産の流動性が低くすぐに換金することができない
・災害で自宅に住むことができなくなり人生設計が大きく崩れる
・利益を生み出さない負債を抱えてしまう
投資物件としての住宅購入を考えている人は勉強をされているので、まだよいとは思いますが、自宅を購入する多くの方は資産形成的にはマイナスになるでしょう。
資産価値が上げるような物件を購入できるのであれば、全く問題はないですが一般的な収入の方がそのような物件を購入できるとは思えません。
なぜなら、そのような物件は都心の一等地であることがほとんどで一般サラリーマンが手の届くような価格ではありません。
長期のローンを組むことで特に恐ろしいのは会社に縛られるようになり、自由からは遠ざかってしまうことです。
不自由になる要素があることにはできるだけ近づきたくありません。
家を買ってもよい人
自宅を買ってもいい人は以下の2種類の人です。
2.自宅の資産価値がなくなってもよいと割り切れる人
1についてはご説明のとおり、一般的なサラリーマンでは無理だと思っていただいて構いません。
このような物件を買うには鋭い投資の目や人脈などが必要でしょうね。
2については自宅購入はあくまでも娯楽で資産価値がゼロになっても生活には影響ないと割り切れる方です。
こちらも一定の資産がなければ難しそうですね。
私はもちろん賃貸派ですが、将来的には地方で住んだ後は捨ててもよいなと思えるぐらいの価格であれば自宅を購入してもよいと思っています。
まとめ
「家を買うと幸せにはなれない」として多くの一般的なサラリーマンが自宅を購入してはいけない理由についてご説明をしました。
・長期ローンを組むことで会社に人生を縛られるようになる
・利益を生み出さない負債を抱えてしまう
若い方が35年ローンを組んで新築住宅を建てるなんてことを聞くたびに全く関係がない私の方が恐ろしくなります。
「住宅ローンで借金をしたお金を株で運用すれば、タダで自宅が手にはいる」なんて話も聞きますが、
10、20年後の金利や株価、世の中がどのように変わり、あなたの状況がどうなっているかは全く分かりません。
「結果オーライだった」という人は現れるかもしれませんが、リスクはかなり高いと言わざるを得ません。
人生の優先順位を決め、取捨選択を十分にしましょう。
あらゆるリスクを考慮し、それでも自宅を購入したいんだ!という方は購入すればいいと思います。娯楽か自宅=人生という方ですね。
自宅を買うのであれば、十分な資産が形成できた後で買うことをおすすめはしておきます。
金融リテラシーを身に付けコツコツと資産を増やしていきましょう!
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