ステート・ストリート・グローバル・アドバイザースやブラックロックなのどの外資系運用会社は、低コストの投資信託を商品を投入し動き始めた日本マネーの獲得に動いています。
投資信託、今後の信託報酬の引き下げは海外勢が主導か
日経新聞さんの記事はこちら。
要点をまとめると。
ステート・ストリート
約3兆4814億ドル(約515兆円)の資産を運用し、世界第4位の規模。
2024年1月11日にS&P500、TOPIX、国内債券指数などに連動する7ファンドを投入。信託報酬は全世界株式に投資するファンドを除く6ファンドで業界最低水準。
早期にファンドを取り扱う販売会社を決め、個人投資家が購入できるようにする。
ブラックロック
世界最大の資産運用会社で2023年11月にS&P500に連動する投信を投入。
外資系の運用会社は新NISAが開始され、個人投資家層の拡大が期待されるため、低コストファンドをテコに個人投資家の取り込み、日本でのリテールビジネスの拡大を狙う。
三菱UFJアセットは他社に追随する形で業界最低水準の手数料を維持してきたが、今回は静観している。
販売会社数が異なるなど公平に比較できない点があるとし、運用成績や信託報酬以外の実質費用などを加味して判断する方針。
1.ブラックロック 8兆5944億ドル
2.バンガード 7兆2526億ドル
3.フィデリティ 3兆6555億ドル
4.ステート・ストリート 3兆4814億ドル
5.JPモルガン 2兆7657億ドル
6.ゴールドマン 2兆5470億ドル
7.キャピタル 2兆1759億ドル
8.アムンディ 2兆317億ドル
9.BNYメロン 1兆8360億ドル
10.リーガル・アンド・ジェネラル・インベストメント 1兆4443億ドル
まとめ
外資系運用会社が投資信託にも力を入れ、日本マネー獲得に動き始めていることについてご紹介をしました。
ステート・ストリート、ブラックロックが新規設定をした信託報酬が最低水準の投資信託の詳細についてはこちらで紹介をしています。
各社のS&P500をインデックスとした投資信託の信託報酬率は現時点では、このようになっています。
ニッセイ・S⽶国株式500インデックスファンド 0.05775%
つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.0586%
ステート・ストリートS&P500インデックス・オープン 0.0748%
楽天・S&P500インデックス・ファンド 0.077%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.09372%
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.09372%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
外資系運用会社にはコストを下げ、販売会社を広げ、ガンガンと攻めて、S&P500や全米株より全世界株の方が安くなっている不均衡を解消していただきたいですね。
毎度のことですが、三菱UFJアセットは「公平に比較できない」として、煮え切らない態度を示しているようです。
今後も三菱UFJアセット(eMAXIS Slim)の動きを注視していきます。
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