オルカンなど「インデックスファンド」の時代は終わる

インデックスファンドの時代は終焉をむかえているようです。

とにかく株を買うという行動からインデックスファンドが買われている?

現代ビジネスさんの記事はこちら

「オルカン」一強の時代は終わる…その代わりに、じつはこれから大注目の「意外な投資対象」(川崎 さちえ) @moneygendai
前回の記事では、新NISA制度がスタートしてからの感触を、つみたて投資のプロフェッショナルである、なかのアセットマネジメントの中野晴啓さんにお聞きしました。ふたを開けてみると「オルカン」ブームになり、それを懸念しているとのこと。今回は「オル...

記事を抜粋すると。

中野さん:今まではインデックスファンドが合理的な成果をあげられる時代でしたが、それが終わりを迎えると私は考えています。これからはアクティブファンドに注目が集まって、パフォーマンスも出しやすくなるでしょうね。

川崎:なぜインデックスファンドの時代が終わるのでしょうか?

中野さん:簡単に言えば、世界的なインフレ前提の時代になるからです。

企業がより安くより効率よく製品やサービスを提供できる構造下ではインフレになりにくいので、先進国では景気減速局面で金融緩和政策(中央銀行が景気の活性化を促すために実施する金融政策)を重ねることが常態化したのです。

結果、過剰流動性(現金や預貯金などが正常な経済活動に必要な水準を上回った状態)になり、余ったお金の向かった先が株式市場だったのです。

とにかく株を買う!という行動動機に伴ってインデックスファンドが買われました。インデックスファンドは市場全体なので、とりいそぎこれを買っておけば便利とされて、インデックス運用への資金流入が起きたのです。

——————–

これからは優劣がはっきりと分かれる時代になります。だからこそ、勝てる企業を選んで投資をしているアクティブファンドが力を発揮してくると思います。

まとめ

「インデックスファンド」はオワコンという記事についてご紹介をしました。

もちろん、この記事を読んでそうだと納得することもありませんし、インデックス投資をやめるつもりもありません。

今までは、ディスインフレ(物価上昇が低下していく)だったとあります。日本はそうだったかもしれませんが、これは世界的にも例外的な状況で多くの国々は長期的にみるとインフレ社会です。

中国はデフレになりつつあるというようなことも聞かれます。

そもそも、インフレだろうがデフレだろうが、市場平均をとるというインデックスファンドの特性は変わりませんしそれが強みです。

また、インデックスファンドを「とにかく株を買う」という考えでを使っていません。個人が株式投資をする上でプロをも凌ぐ優れた投資方法だからこそインデックスファンドを使っているのです。

一部のアクティブファンドが短期的に優れたパフォーマンスを出すことについて否定はしませんが、数十年というスパンで長期的にそのパフォーマンスを出すことは不可能でしょう。

もし、そのようなアクティブファンドが存在したとしても、そのファンドを選ぶことも現実的に不可能です。

ほとんどのアクティブファンドのリターンはインデックスファンドのリターンに劣るということは、多くのデータが証明をしています。

中野さんの健闘を祈りつつも、今までどおりインデックス投資をコツコツと継続していきます。

 

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない 96.4%は市場平均を下回る
ウェルス アドバイザーは市場平均を上回ったアクティブファンド(インデックスを超えるリターンを目指すファンド)がどのぐらいの割合だったのかデータを公開しています。
「eMAXIS Slim 全世界株、米国株」のリターンはアクティブファンドより低い?
NISAと確定拠出年金で投資可能な、アクティブ、パッシブファンドを保有している人の平均リターンと平均保有期間について調査をした内容についてご紹介します。
私は市場平均に勝つことができる?投資のプロでも負けている
ほとんどのプロの投資家でも株式市場平均(インデックス)を上回る成績を出すことはできません。私なら市場平均を上回ることができると思うのは間違いです。

 

コメント