おすすめの投資信託ランキング Fund of the Year 2022

投資ブロガーが優れた投資信託を選ぶ「ファンド・オブ・ザ・イヤー2022」が発表されています。資産形成に必要な商品について解説します。

ランキング1位は eMAXIS Slim 全世界株式

日経新聞さん

目利きの個人が選ぶベストな投資信託 1位は全世界株式型 - 日本経済新聞
投資信託に詳しい「目利きの個人」が年に1度、優れた投資信託を選ぶ「ファンド・オブ・ザ・イヤー2022」が21日に発表された。低コストで全世界に投資できるインデックス(指数連動)型投信の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)...

 

Fund of the Year
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選ぶ。

Fund of the Year 2022 の投票者
投信ブロガー135人
30〜50代の様々な業種で働く会社員が主体

 
Fund of the Year 2022の結果は以下のとおりです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)が断トツの1位になり、

その他トップ10には、米国株の投信・ETFやアクティブファンドが入っています。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year より

 

記事抜粋

3位の米国株式(S&P500)の純資産は12月末で約1兆6000億円とオール・カントリー(約7800億円)の約2倍の“売れ筋“。

米S&P500種株価指数が昨年約2割下げるなど市場の変動リスクが高まる中、「目利きの個人」の間ではより幅広い分散が支持された形だ。

日本の株式投信(日銀保有が多い上場投信を除く)の残高は10年代半ばまで50兆〜60兆円の規模で伸び悩んできたが、ここ数年は急速に拡大、22年末は80兆円を超えた。

伸びを支えているのが低コストのインデックス型だ。eMAXIS Slimシリーズ合計の純資産は22年末で3兆3900億円と、4年前の42倍に急拡大している。

三菱UFJ国際投信の代田氏は「販売会社主導ではなく、個人が自ら選ぶ投資家本位の時代が始まっている」と指摘する。

まとめ

「Fund of the Year 2022」で選ばれた投資信託についてご紹介をしました。

ここで紹介されている商品は全ておすすめです!と言いたいところですが、少し疑いの目線で見てしまいます…。

投票票が「買われている」という可能性はなくはないと思います。

なぜなら、トップ10のうちアクティブファンドが6,7,9,10位と4つも入っているからです。

少なくともこれらのファンドに長期的に投資することは個人的にはおすすめしません。

インデックスファンドとアクティブファンドでは投資対象が異なるのでリターンなど単純な比較はできませんが、コストは必ず差し引かれる費用です。

インデックスファンドも同じですが以下の信託報酬以外にもコストは発生します。

わずかな利益から以下のような高コストを差し引くとどうなるでしょうか。。

あなたが「長期的に資産を増やすこと」が目的であればアクティブファンドは不要です。

信託報酬
6位 セゾン・グローバルバランスファンド 年率 0.495%
7位 ひふみ投信 年率 1.078%
9位 結い 2101 年率 1.127%
10位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 年率 1.031%
セゾンのコストは一昔前のインデックスファンドのレベルですが、あえて選択することはないでしょう。
 
「Fund of the Year」は以前から見ていましたが、上位にこれほど多くのアクティブファンドは含まれていなかったと思います?
「Fund of the Year」の知名度、影響力が大きくなるにつれて投資会社が資金を入れてきたということでしょうか。
 
お金に直結することについては、全て素直に受け止めるのではなく、少し斜めから見ることも必要です。
ランキングのに入っている設定日が浅く、コストが低いインデックスファンドを選んでおけば間違えはありません。
 
「Fund of the Year 2022」のランキングに入っていて私が現時点で保有している商品です。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天全米株式インデックスファンド
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・たわら先進国株式
下2つのファンドについては、まだ低コストの米国株式ファンドが存在しなかった時に投資をしていたものです。
資産を増やすためにはどのようにすればよいのか。常に自分の頭で考え選択をしていきましょうね。
 
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