ミレニアム世代のアーギャンデウェル氏が若い頃に学んだお金に関するアドバイスは時代遅れで有害であることを実感したと言います。彼女が子供には伝えたくない6つのアドバイスです。
生活の質を高める支出を削減するのではなく、収入を増やす方法を見つける
アリアナ・アーギャンデウェル氏は子供に伝えたくないアドバイスについて以下のように語っています。
クレジットカードが提供する入会ボーナスやマイルを使って家族をヨーロッパやアジアに連れていき、モルジブ、メキシコでのバケーションを楽しむことができた。
クレジットカードを何枚も持っていても、使用率を30%未満に抑え、毎月残高を支払い、延滞を避けるなど責任をもって使う限りクレジットスコアを改善できる。
旅行費用を数千ドル(数十万円)節約できただけでなく、クレジットカードがなければ絶対に手が届かなかったような旅行を予約でき、すばらしい経験をした。
10年間に数百マイル獲得できるクレジットカードの入会特典がなければ、このようなことは不可能だっただろう。
最もよく言われたことは、投資よりも貯蓄が大事だというアドバイス。生活防衛資金を貯め、家を買い、現金で中古車を買うといったことの大事さをたたき込まれた。
公立校で受けた金融教育でも投資ではなく貯蓄をするように教えられた。
投資をするなどとは思いもよらず、お金を増やす多くの機会を逃してしまった。
大学を卒業したのが、世界金融危機で何百万人もの人が株式に投資をして退職資金を失ったのを見て、株式市場に投資をするのが怖かった。
だが、さまざまな金融オンラインコミュニティで投資の重要さを理解し、すぐに投資を始めた。もっと早く始めておけばよかったと思う。
フリーランスや別の職場でもっと高い賃金を得る機会を失ってしまうのだから、とんでもないアドバイスだ。
ギグエコノミー(フリーランスなどの立場で、単発もしくは短期の仕事を請け負う働き方)で収入を得られる今のご時世では、このアドバイスはもう過去のものと断言できる。
この支出は不必要なものだが、これがあるから私は、いくつもの仕事を掛け持ちしている日々に耐えられる。
自分にご褒美をあげれば、燃え尽き症候群を回避できる。人は生きるために生活をするだけでなく、ときには仕事の成果を満喫しなければならない。
「支出を減らすのではなく、もっと稼ごう」という逆張りの素晴らしいアドバイスをもらった。
生活の質を高める支出を削減するのではなく、収入を増やす方法を見つけてみよう。
アフガニスタンという、特に女子に対する教育機会が限られた国の出身なので、誰でも教育を受けられるという事実は、奇跡そのもの。
5万ドル(約700万円)の学生ローンを借りたが、私はかけがえのない教育を受け、それが13年後、借金を完済した後も私の役に立っている。
最も給料が低い仕事でさえ、大学を卒業していなかった場合よりも多かったのだから。
教育は無意味だとか、学生ローンは悪だといったよく聞く言葉は間違っていると思う。当時、教育と学生ローンの恩恵を受けたし、今でもその利益にあずかっている。
学歴は私に一定の保障と唯一無二の競争優位性を与えてくれる。
優れた教育のために学生ローンを適度に借りることは、返済計画があれば報われる行為。
「お金の話をするのは下品だ」というアドバイスは親からも、勤め先からも、誰しもがそう言われてきた。しかし、このアドバイスは収入アップの可能性の邪魔になる。
友達、同僚とのお金にの会話は、絶対に必要不可欠。いくら稼いでいるかだけでなく、どうやってそれを勝ち取ったのか聞いてみる。
何年もの間、他人と話すことで、投資機会について学んできた。
また、お金について話すなと言うアドバイスに従っているときは、男女の給与差がこんなに大きいとはわからなかった。
まとめ
Z世代のアリアナ・アーギャンデウェル氏が語った子供に伝えたくない、お金に関する「時代遅れで有害なアドバイス」についてご紹介をしました。
2.1に貯蓄、2に貯蓄、3・4がなくて5に貯蓄
3.離職するなら「生活防衛資金」を構築してから
4.「不要不急」の支出を切り詰めろ
5.学生ローンは悪である
6.お金の話はするな
クレジットスコアは日本ではクレジットカード会社が内部データとして持っているのでしょうが、公表するというようには、まだなっていませんね。
給料が10万ドル(約1400万円)という「夢」の仕事を辞めたとき、数えきれないほどの人が、もっと金を貯めるべきだとか、別の仕事を見つけてから辞めるべきだとか、私の決断が間違っていると言った。職場を去ってからすぐに、私はフリーランスとしてそれまでの月収と同額を稼いだだけでなく(時にその金額を上回ることも多かった)、労働時間は減り、自由を多く手にできたのだ。
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