早期退職・FIREに成功した要因は「無視をしたアドバイス」

アメリカで2016年に35歳で早期退職・FIREをされた方は、成功の最も大きな要因は「無視をしたアドバイス」にあったと語っています。

35歳、90万ドルで早期退職・FIREを実現

スティーブ・アドコック氏はアメリカで2016年、35歳で早期退職・FIREをしています。当時、90万ドルだった資産は数年後には100万ドルになっています。

”アメリカで”FIREをしている方の中では FIREした時の資産額が一番低い方です。

資産額など彼のより詳細な内容についてはこちら。

アメリカで早期退職・FIREをした人の末路 資産が2660万円減った
アメリカで2016年に早期退職(FIRE)をした方はどのような人物で弱気相場の中でどのような考え方をしているのでしょうか。

 

FIRE成功の要因は「無視をしたアドバイス」

彼がFIREできた最大の要因は、「受けたアドバイス」ではなく「無視をしたアドバイス」にありました。

彼は9時から17時の仕事で懸命に働き、多くの人が反対するかもしれない戦略的な行動をして富を築いています。

以下、彼がFIREをして億万長者になるのに役立った多くの人が同意しない7つの意見です。

1.会社に忠誠心を持つと貧乏になる

定期的に仕事を変えていないなら、お金をテーブルの上に置いていることになります。
別の会社で新しいポジションを得ることは、大幅な昇給を得るための最良の方法のひとつです。

私は14年間のキャリアの中で5回転職しましたが、毎回15%から20%の昇給を得ました。その結果、インフレ率をはるかに超える昇給を実現することができました。

雇用主は自分の利益になることは何でもするので、従業員も同じようにすべきです。

 

2.ほとんどの億万長者は自分の力でなっている

調査会社ラムゼー・ソリューションズの2022年のレポートによると、億万長者はお金を受け継いだと考えるミレニアル世代が74%、ベビーブーマー世代の半数以上がそう考えています。

しかし、私が知っている億万長者の多くは自分の力で富を築いており、それを知ることで経済的なモチベーションをより高めることができました。

実際、ラムゼイ・ソリューションズが調査した1万人の大富豪のうち、79%は相続財産を受け取っていません。

その代わり、彼らのほとんどは、”一貫した投資、借金の回避、賢い支出 “によってお金持ちになっています。

 

3.人生のパートナーは、あなたの財政を悪化させる可能性がある

私の友人の多くは20代前半から半ばにかけて若いうちに結婚した。今、彼らの多くが人間関係を緊張させる大きなポイントはお金にまつわることです。
例えば、浪費癖があったり、お金の会話をしたがらなかったりします。

私は、同じ金銭的価値観を持つ人を見つけるまで待つことにしました。これは、私がこれまでの人生の中で最高の決断の1つです。

パートナーとの金銭感覚の一致は、ほとんどの人にとって優先されることではないかもしれませんが、私にとってはそうでした。

現在、私には、投資と質素な生活について私と同じように熱心に取り組んでくれる、協力的な配偶者がいます。

 

4.24時間365日、頑張って働く必要はない

無休で働けば早く金持ちになれると思うかもしれませんが、それは自分の体をケアする時間が減るということでもある。

そして、いくらお金があっても、心身の健康をおろそかにしては意味がありません。

富を増やすには、常に動き、生産し、働く必要はありません。睡眠、運動、適切な食事といったものを優先させることで、次の日のために燃料を補給することができるのです。

私はいつも自分の健康を第一に考えています。その結果、私はより幸せに、よりエネルギッシュに、より生産的に、よりクリエイティブになったと感じています。

 

5.貧しい家庭に育ったからといって富を築けないわけではない

私は非常に低所得の家庭の出身です。祖父は牧師でしたが、お金の使い方が下手で、経済的にやっとの思いで生活していました。

私の父は同じ習慣を取り入れ、初期の頃は給料前までに全てのお金を使い切っていた。幸いなことに彼は悪い習慣に気づき、人生の後半には自分のやり方を変えました。

彼は私に貯蓄と投資の大切さを教え、クレジットカードの借金は経済的安定を台無しにすると教えてくれました。

6桁の給料がなくても、お金持ちになれるということを学びました。

 

6.一流の学位は富を保証するものではない

学位は正しい道に足を踏み入れるのに役立ちますが、本当の違いを生むのは卒業後に何をするかということです。

私は、アイビーリーグで派手な学位を取ったわけではありません。

早くから緊急用資金を貯め、収入の少なくとも10%を投資してきました。そのおかげで、何年にもわたり、快適な退職後の生活を送ることができたのです。

私の最善のアドバイスは、より安価な選択肢を探すことです。
おそらく、興味のある分野の優れたプログラムを持つ学校の州内授業料を支払うことでしょう。そして、同窓生のネットワークや就職の機会を活用することです。

 

7.情熱はお金にはならない

お金持ちの有名人はよく情熱を貫くことで成功を収めたと話します。しかし、それは誰にでも通用するものではありません。

私たちの多くは、情熱よりも得意分野で生計を立てる方が簡単です。私たちの情熱はより創造的である傾向があり、通常、創造的な分野で高い給料を得ることは困難です。

私の趣味は写真でしたが、ソフトウェア開発の仕事を選んだのは、それが自分の得意分野だったからです。その2つのキャリアパスの給料の差は、歴然としています。

今は早期退職者として、実際に自分の情熱を楽しみ、より多くの時間を費やすことができています。

 

まとめ

アメリカでFIREをされた方の成功の要因である「無視をしたアドバイス」についてご説明をしました。

1.会社に忠誠心を持つと貧乏になる
2.ほとんどの億万長者は自分の力でなっている
3.人生のパートナーは、あなたの財政を悪化させる可能性がある
4.24時間365日、頑張って働く必要はない
5.貧しい家庭に育ったからといって富を築けないわけではない
6.一流の学位は富を保証するものではない
7.情熱はお金にはならない
 
全ての項目で非常に納得する言葉が詰まっていました。
「多くの人が同意しない7つの意見」とあるので、私は少数派の変人ということですね。^^
しかし、お金持ちは少数派なので大多数の意見に流されていては大多数の方と同程度の資産しか築くことはできないということです。
 
「配偶者にどんな人を選ぶのか」はとても大切ですね。私は金銭的価値観が違うので非常に苦労しています…
 
「貧しい家庭に育ったから億万長者になれないわけではない」ということにも激しく同意します。
逆に中流家庭で育った方よりも、億万長者の方が多いのでは。なんてことも思ってしまいます。
なぜなら、「お金持ちになりたい!」と決心するには強い動機が必要だからです。
お金がある、ぬるま湯の家庭で育っても「お金が欲しい」とは考えませんからね。
人生で1人だけ億万長者に出会ったことがあるのですが、その方も貧しい家庭だったと話していました。
 
「一流の学位は富を保証するものではない」については、保証はしないけど高い確率で中流以上にはなっているとは思います。
しかし、社会に出てから何を考え、何をするか。ということですね。
低スペックの私が億万長者になれたというのが1つの実例でしょうか…
 
「情熱はお金にはならない」については、好きなこと、やりたいことがあるのであれば、やれるだけやってみた方が後悔がない気がします。
好きなこと、やりたいことが分かっているというだけで、かなりレアな存在だからです。
 
「お金持ちになる!」と決意をして行動していくことでしか、お金持ちになることはできません。
今日からコツコツと行動をしていきましょう。
 
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