米国のファイナンシャルプランナーは、「富を築くための第一歩は、貯蓄と投資の計画に一貫性を保つための強力な習慣を作り始めること」だとしています。
富を築くための3つの習慣
すぐに始められる、富を築くための3つの習慣です。
1.支出を記録する
毎月いくらお金が入ってくるかに関係なく、必需品にいくら使う必要があるのか。
そしてそれ以外のものには、いくら使っているのかを把握することは、あらゆる経済的目標を達成するための重要なステップです。
お金を自分のために働かせるためには、何にお金を使っているのかという基本的な理解が必要です。
食費、交際費、ガソリン代、衣服代など、いくつかの重要な分野だけを記録して、小さく始めるのです。
2.緊急時の資金を確保する
大小の不測の出費に備えるために、非常用貯蓄の準備を始めてください。
従来の常識では、生活費の3~6ヶ月分が推奨されているが、どんな金額でも、ないよりはあった方がいい。
3.将来のための投資
投資でお金を稼ぐには、すでにお金持ちでなければいけないというのは、よくある誤解です。
緊急資金と同様、少しでも株式市場に賢く投資していれば、長い目で見れば役に立つ。
市場に投資する時間は、投資する金額と同じくらい価値があるので、できるだけ早く始めるのがよい。
初期投資額が大きければ大きいほど、利益が出始めたときに大きくなるのは事実です。
しかし、少額をコツコツと積み立てるのと、ただ現金を貯蓄するのとでは、複利の力を借りて投資した方が、時間が経つにつれて大きな金額に成長する可能性がある。
例えば、27歳の人が毎月20ドル(約3000円)だけ積み立てて現金で貯蓄した場合、67歳の時点で9,600ドル(約146万円)になっている。
しかし、その代わりに毎月20ドルを投資した場合、年率8%の利回りと仮定すると、同じ期間で残高は70,771ドル(約1076万円)に増える。
毎月5ドル(約760円)や20ドル(約3000円)といった少額から投資を始める価値はあります。
どんな習慣でもそうですが、定期的な投資を本当に定着させるには、ある程度の時間と繰り返しが必要です。
まとめ
米国のFPが推奨する、富を築くための3つの習慣についてご紹介をしました。
1.支出を記録する
2.緊急時の資金を確保する
3.将来のための投資をする
基本的な内容なので、特に新社会人の方や資産を築けていない方にぜひ実践していただきたい内容でした。
基本的な内容ではありますが、この3つを若い頃から習慣にするだけで億の資産は確実に作ることができます。
中年の方であっても遅いということはありません。
経験上、投資の前の1と2が重要です。
「1.支出を記録する」については、ご紹介した内容にも記述されていますが、細かくする必要はなく、最低限、支出総額を把握していれば問題ありません。
まずは、続けて習慣化し自分の支出額を把握することが第一です。今は便利なアプリがあるので、それを活用してもいいですね。
とにかく続けることです。
「2.緊急時の資金を確保する」については、少しずつ貯蓄率を増やし、3~6ヶ月分の生活費を貯めた後は、投資をしながらでもいいので、最終的には1年分以上は確保したいところです。
この1と2の習慣ができている方は貯蓄が多いこともあり、投資を40代以上から始めたとしても資産が増えていくスピードは早いです。
富を築く方法は非常にシンプルです。ともに自由な人生を送るための資産をコツコツと築いていきましょうね。
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