投資家が陥りがちな「お金が使えない病」を治療する方法

投資家になると少しでも投資にお金を回そうと、お金が使えなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。そのような方に対して山崎元さんがズバッと回答しています。

「お金を貯める・増やす」より「お金を使う」ことが楽しいのが正常な状態

トウシルさんの記事はこちら

山崎元がホンネで回答「『貧乏臭さ』はどうしたら治療できる?」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
【質問】 現在、生活防衛資金を除く大半を全世界株式に投資するインデックスファンドに投資すると言う投資戦略をとっています。30代後半の幼児が2人いる正社員共働き家族ですが、お金が必要なら躊躇なく解約と言う形で過去何度か一部解約も行なって…

質問者に対して山崎元さんがズバッと回答するシリーズを要約すると。

Q.
インデックスファンドを解約するぐらいなら必要ないとお金を使う方をやめる比率が大きくなってきた。お金持ちなのに貧乏臭くなってしまうのはどうすれば解決できるか?
「DIE WITH ZERO」の内容が少し心に刺さる気がする。
A.
お金を貯めることよりも、お金を増やすことよりも、お金を使うことが楽しい。これが正常な状態でしょう。
・「貨幣の物神性」に取り憑かれてしまった残念な人間の状態で「治療」が必要な症状

・自分に自信のない、他人からの信用を持っていない人物ほど、貨幣を持ちたがる

・「DIE WITH ZERO」の内容には概ね賛同

1.経験には、それを最も楽しむことが出来る年齢や機会があり、その時にお金を使うことが、人生を通じたお金の使い方の最適化につながる。

2.高齢までお金を貯め込んでも、能力や立場的に十分楽しめない経験が人生にはある。楽しむ能力の高い(ピークは26歳〜35歳)若い頃につまらない小金を貯め込むな。

3.「仕事が楽しい」を言い訳にするな。仕事をするのはいいとして、お金には使い時がある。

・気持ちがいい2つの支出の提案

1.「気分のいい高級品」の購入
時計など。
ショッピングを気分のいいものとして定着させる上で効果的。

2.少しずつ支出のグレードを上げる
お酒など。
「値段には相応の価値がある」と消費の有り難みが生理的なレベルで「実感」できる。

・「お金を使うことは楽しい!」。これは間違いないし、そう思うのでないと困るし、寂しい

・気持ち良く「奢らせてくれる」友人でもいれば、飲食に誘って、大いに楽しんで貰って、「ああ、お金を使うのはいいことだなあ!」と思うのが、最も手っ取り早い

まとめ

投資家にありがちな「お金が使えない病」の治療方法を山崎元さんが回答した内容についてご紹介をしました。

身近なところからお金を使う練習をする
・高級品の購入
・日常品のグレードを少し上げる
・友人に奢る
 
まず、質問者が自分のことを「お金持ち」と言っているところにビックリました。^^
本題ですが、これは”投資家あるある”ですね。投資を理解すればするほど、お金を使ってはいけないオバケ👻が出てきます。
・日常品のグレードを上げる
・友人に奢る
というのはよい提案ですね。
いきなり、高級品を買うというのは、そもそも高級品に興味がなかったり、慣れていない方にとってはハードルが高いですが、
このぐらいであれば徐々に使っていくことができるでしょう。
「お金を使う」ということは、私も課題にし既に使うフェーズにいると考えています。若い頃には散財して過ごしてきたとはいえ、
両親が倹約家だったので、そのDNAがあるのか、倹約した生活を続けていると、なかなかそこから抜け出せない自分がいます。
物欲がほとんどないので、意識的に使わないと使えません…。
 
私がお金の使い方を提案をするとこんなところでしょうか。
・家族、友人にプレゼントをして喜んでもらうのと同時に自分の欲を満たす

・高級ホテルや高級品を経験し自分に合うものなのかを体験する

・少し高めの外食をする

・旅行ではお金を惜しまず使う

・明らかに機能に差がある場合は、機能が高い高価な物を買う

・自分の時間を造り出してくれるものにはお金を支払う

元さんは、「日常が大事で特別な日をできれば作りたくない」としていますが、私の場合はまだまだ、そのレベルにはないので、日々のコストを大きく上げることはしません。
明らかに消耗品だと思うものについては、安い物でいいと思っています。
ただし、上記の内容などについては積極的にお金を使っていきたいと考えています。
お金を使うことを書き出してみると毎回思いますが、どんなに贅沢をしても使えるお金はたかが知れているので、
10億以上の資産があるお金持ちのお金は、全く減らないどころか更に増えていくのでしょう。

スケールはまるで違いますが、ワインで元さんと同じようなことをしていました。ワインを飲み始めた時、ワインの銘柄や国などが味とリンクしないので、
ネットで代表的な銘柄のワインを10本以上購入して飲んで最低限のレベルで把握できるようにしました。
あくまでも安ワインです。(^^;
例えば同じ赤ワインでも「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「ピノワール」はまるで別物で合う料理も全く違います。逆に言うとその程度の知識です。
外食で注文する時に最低限のことが分かるぐらいでいいと思っています。
ウイスキーについては高いこともありますが、沼にハマりそうなので飲んでいません。
最近は暑いのでもっぱら添加物が入っていない缶チューハイです。^^
 
プレゼントや奢るときの注意点は、絶対に「見返りを求めない」ことです。プレゼントをした人、奢った人はそんなことは憶えてすらいないことも多いです。
「喜んでもらって、うれしい」という自分の欲だけを満たすことですね。
 
確かに消費することを書いていると楽しい。^^
意識的に有効なお金の使い方をすることで、ともにより質が高い人生にしていきましょう。
 
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