コロナ禍での米国株投資はチャンスなのか

バフェともです。
低収入のサラリーマンが一億円程の資産を築きました。

 

今年はコロナで株が暴落しチャンスとばかりに新たに株式投資に参入した方も多いと聞きますが、本当に今はチャンスなのでしょうか?

大きく投資をしようと考えている方へ著名な投資家の話を基に現時点での私の投資のスタンスを記述する形でお答えします

 

積極的にリスクをとる時期ではない

米国市場は3月に暴落した後、過去にないペースで8月まで急上昇してきましたが9月に入りハイテク銘柄を中心に下落が始まりました。

 

暴落時に投資をして大きな利益を手にしている方もいるとは思いますが、現在は積極的にリスクをとって投資をする時期ではありません。

 

今起きていていること 今後起こること

著名な投資家、ハワード・マークスをご存じでしょうか?
比較的最近ですと「投資で一番大切な20の教え」という本を書いている方です。
まだ、読んでいない方は良書ですのでおすすめします。

バフェットもかなりハワード・マークスを信用しているようでこの本を一般投資家に配ったこともあるようです。

 

そのハワード・マークスは現状について以下のように述べています。

・現状は過去に同じような状況になったことはない為、今後を予想することはできない
・資産価格を支配しているのはFRBの政策とゼロ金利でこれは市場をいびつなものにする
・株式やクレジットが危機の底から急回復した今は慎重になるべき
・副作用は必ずある。何が起こるかはいずれ分かる

 

 

今後を予想することはできませんが、既に起きていることを含め以下のような可能性があります。

・資産価格は短期的に実体経済と剥離が出る(既に起きている内容)
・ゼロ金利の弊害としてドルの基軸通貨としての地位損失が起こるかもしれない
・資産価格は今後何年かは大きな範囲で揺れ動く可能性がある
 
このような観点で著名な投資家は金を購入したり、より地味な銘柄への投資へ移行しているのでしょう。
 

並みの投資家が心得ること

不確実性が多い現状で並みの投資家が改めて心得ることについては以下のように述べています。長期投資家である彼はやはり常に長期的な目線で考えているのでバフェットと考えが似ている点が多いです。

 

・ポートフォリオの守りを固める時期である
・分散投資をしてリスクをヘッジする
・1つの分野に偏った投資を避ける
・個別銘柄を購入しない
・今はリスクを減らし小さなリターンで我慢をする時期である
・自分で知っていることの限界を理解する
 
 
当たり前のことを言っているように思えるかもしれませんが、当たり前をすることは簡単なことではありません。
 
この上昇局面でここぞとばかりにハイテク銘柄を購入していた方もいるのではないでしょうか。その様な方は改めて現状を理解した上で自身の投資を見直す局面なのではないでしょうか。
 
 
 
 
私は大幅なマイナス損益が出ている個別銘柄をいくつか抱えていますが私のリスクを超えていたことをこの相場になって痛感しています。
 
次の暴落への準備はしてはいますが、暫くは少額でインデックスの投資信託、米国ETFをコツコツとしていく時期が続きそうですね。

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