オルカンだけか債券を取り入れるか 配分見直しの注意点

8月の急落でオルカン(株式)だけの資産配分に不安を感じ債券の必要性を感じた人もいるのではないでしょうか。

全世界株は25年では4資産分散を大きく上回る

日経新聞さんの記事はこちら

オルカンか債券か、積立投資の配分見直し4つの注意点 編集委員 田村正之 - 日本経済新聞
8月初旬に突如株価が急落した「夏の嵐」。「株式はもう嫌。値動きが緩やかな債券の比率を高めよう」と思う人も多いかもしれない。ただしやみくもな配分見直しは長期のリターンを蝕みかねない。「4つの注意点」を頭に入れておこう。①運用可能期間が重要②金...
■4つの注意点

1.運用可能期間が重要
2.金額ベースで判断
3.個人向け国債も選択肢
4.資産全体で考える

・オルカンなど世界株は長期の上昇率が高いが値動きが激しい。一方、債券は値動きは緩やかだが長期の成績は低くなりがち

・配分で重要なのが運用可能期間

■世界株と4資産分散での各期間まで積立投資した資産

積立投資の期間が5年の場合。2000年1月までの5年、2月までの5年というふうに終了時期を1カ月ずつずらし、最後は24年8月までの計296期間で累計積立額に比べて資産が何倍になったかを調べた。

・25年では世界株は累計積立額の4.4倍を維持、4資産分散(2.2倍)を大きく上回る。

・許容リスクを上回る分は株の保有を減らすべき。判断は金額ベースがわかりやすい。

・金利が上昇しても価格が下がらない特殊な債券である個人向け国債の「変動金利10年物」も選択肢として考えたい

・NISAで世界株投信を500万円もち、NISAの外で個人向け国債や預貯金が500万円あるなら、資産全体での配分は株式5割。NISAの中だけで株式の配分を半分にする必要は無い。

まとめ

株式や債券のリターンの比較や債券の取入れ方法についてご紹介をしました。

おおまかには、債券より株式の方がリターンは圧倒的に高いが、リスク許容度を落としたい方は個人向け国債を取り入れてもいいかもね。という記事でした。

多くの一般的な方は株式と現金もしくは個人向け国債変動10年でいいと思います。

個人向け国債はほぼ現金という位置づけでいいです。

米国債など、それ以外の債券を保有すると、意外に面倒なことになります。投資に時間をかけたくない方は上記で十分です。

現在の私は今までなかったほどの債券(主に米国債ETF)を保有していますが、意外と面倒なのでどこかで現金化してもいいなと考えています。

一瞬の暴落では債券を売って、株を買うというのがかなり難しいです。

というか短期投資家ではないので、私の場合ではできないですね…

株式を中心にともにコツコツと投資を継続していきましょう。

 

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