S&P500が2022年に25%下落していても投資をやめてはいけない理由

S&P500は2022年に25%以上も下落し弱気相場が続いています。

直近ではFRB金融引き締め緩和の期待から株価は急上昇とボランティリティが高く、気を使う相場で

株を売ってしまいたいと思っている方もいるかもしれませんが、現在の状況で投資をやめてしまうと後悔をすることになってしまいます。

S&P500は2022年に25%以上下落

S&P500はここ2日で急上昇しているものの、年初来高値から25%以上の下落を記録し、まだまだ、気が抜けない相場が続いています。

S&P500が2022年になり大きく下落をしている理由についてはこちらをご確認ください。

米国株の暴落が続く理由 買い時はいつなのか 米ステラジストが予想
米国株の下落は加速するばかりで止まりません。S&P500の年初来の下落率は25%を超えました。なぜこのような暴落が起きているのでしょうか。また、今は買い時なのでしょうか。

 

S&P500が暴落をしても投資をやめてはいけない理由

2022年の9ヶ月間でS&P500は23.9%下落しています。これより悪いリターンを記録したのは、世界恐慌の3年間、2008年、1974年の合計、5年間だけです。

著名な投資家達は今、投資をやめてはいけない理由を語っています。

自分の資産配分に忠実な人は報われる

米国個人投資家協会の副会長、チャールズ・ロットブラット氏

現在の弱気相場は、過去の弱気相場の典型的な範囲内にあるだけでなく、自分の資産配分を維持する人(忠実な人)は報われます。

 
上記の表はCFRAのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストボール氏が1945年から2021年の計13回の弱気相場(市場のピークから20%以上下落したものと定義)を分析したものです。
 

現在の弱気相場は、「Garden Variety(ガーデンバラエティー)」と呼ぶ弱気相場で、株式市場が20%から40%の間で下落する市場に該当します。

「Mega-Meltdown(メガメルトダウン)」Bear(ベア)は40%より大きな下落があったものです。

後者は投資家にとって特に厳しく、平均で2年弱続き、平均で51%減少します。

出典:CNBC

「Garden Variety(ガーデンバラエティー)」は、それほど威圧的なものではありません。

この期間の平均ドローダウンは27%であり、平均13ヶ月間継続する傾向があります。

そして、投資家にとって重要なことは、これらの下落期間の後、株価がピークに戻るまで平均で27ヶ月しかかからなかったということです。

これは、より厳しい「Mega-Meltdown(メガメルトダウン)」Bear(ベア)の平均回復期間がほぼ5年であることと比較すると短い期間です。

さらに重要なことは、下落相場では売るのではなく、ポートフォリオに追加するのが賢明だということです。

今、株を売ってはいけない理由

市場の底はかなり先まで続く可能性があり、事態が悪化する前に今売却することで、長期的にはリターンを押し上げることができます。

しかし、それは間違いである、2つの理由があります。

 

1つ目は、仮に市場がさらに下がるとしても今株を売ると、利益を出すために戻るタイミングを計る必要があること。

しかし、市場のタイミングを計るのは非常に難しく、それを誤るとリターンが半減してしまう。

パトナム・インベストメンツによると、2006年末にS&P500に10,000ドル投資した場合、2021年末には46,000ドル近くに膨らんでいました。

しかし、その15年間のうち、最も良かった10日間を差し引くと、合計は約21,000ドルにまで減少します。

「タイミングではなく時間が株式市場の利益を生かす最良の方法だ 」とパトナムは指摘しています。

 

2つ目の理由は、過去のリターンは将来の結果を保証するものではありませんが、市場は歴史的に、投資家が今年に見たような下落をした後に市場に買い入れると報われるようになっています。

コンパウンドのCEOであるチャーリー・ビレロ氏

Wilshire 5000は過去9ヶ月で25.9%下落し、過去50年間で株式にとって最悪の9ヶ月間の一つであった。

過去に、9ヶ月間の大幅下落の後に売ることは、長期投資家にとって良い戦略だったのでしょうか?そうではない。

ここにデータがある…

米国株式市場の広範なインデックスであるWilshire 5000で測定した場合、

2022年の最初の9カ月は過去半世紀で最悪の9カ月間の20にランクされます。

そのうちの1つを除いて、9カ月間の下落後の1年間はプラスのリターンを記録しており、平均リターンは12%でした。

その後3年間は毎回プラスで、平均41%の上昇を記録しています。

「過去に9ヶ月の大幅下落後の売却が長期投資家にとって良い戦略であったことがあるか?そうではない。」

 

まとめ

S&P500が暴落をしている中、株を売り投資をやめてはいけない理由についてご紹介しました。

1.株を売った場合、底で買うことはできないのでその後のリターンは大きく低下する
2.現在のポートフォリオを維持するか買い向かうことで暴落後のリターンは大きくなっている
 
今までも何度も形を変えながらお話している内容ですが、データを見るとより納得感が増すのではないでしょうか。
インデックス投資家であれば、上記の2点は今までどおりインデックスを買い続けることで達成されている。ということです。
また、他の投資家であれば暴落時に買い向かうことも一案だということです。
 
しかし、「株価がもどるまで2年しかかからない」というのは分かってはいても「2年しか」ではなく「2年も」と感じてしまいますね。(>_<)
 
底を打ったかは、まだまだ分かりません。淡々と投資を続けていきましょう。
インフルエンサーなどに従い投資をするのではなく、自分の意志をきちんと持って投資をしていきましょうね。
 
 
「稲妻の光る瞬間」に相場にいることを意識しましょう。
インデックス投資をするなら「敗者のゲーム 」は必読の名著
インデックス投資家なら必読の名著、「敗者のゲーム」の改訂版が出たので数年ぶりに読みました。
S&P500に過去20年の積立投資で資産は4倍以上に
eMAXIS Slimシリーズに過去20年間、積立投資をしてい”たら”どのぐらいの資産額になっていたかというシュミレーションがありました。
S&P500直近高値から20%下落 弱気相場で個人投資家が意識した方がよいこと
モーニングスターでS&P500の保有期間が長くなるほどプラスリターンに収束するという記事がありました。
初めての米国株暴落を乗り越える方法
世代に関係なく初めて暴落を経験している方は多くいると思いますので暴落を乗り越える方法についてご参考にしてください。

コメント