米国株の下落は加速するばかりで止まりません。S&P500の年初来の下落率は25%を超えました。
なぜこのような暴落が起きているのでしょうか。また、今は買い時なのでしょうか。
米国株の暴落が続く理由
今年に入り、米国株が下落している理由について改めて記述すると、
利上げをすると米国債の利回りが上昇(価格は下落)し3.0%を超える水準になると株式の配当利回りと比較し
リスクの高い株式を売りリスクの低い米国債などの債券を購入する投資家が増える為、株価は下落します。
また、利上げにより金利が高くなると企業や個人は借金ができなくなります。そして、事業への投資や自宅購入などの高額出費ができなくなるため企業の業績は下がります。
この業績低迷により株式は売られ更に株価は下落することになるのです。
米国株の買い時はいつなのか
米金融企業、ステラジストの現状の分析(9月27日時点)についてご紹介します。
リスク回避志向の投資家、特に短期の投資家にとっては危険な環境。
ナスダック100は、過去最高値から32%余り下げている。最近の取引でハイテク株には下押し圧力がかかっており、同指数のほぼ全ての構成銘柄が10日移動平均を下回る。
1985年の指数開始以来、10日、50日、200日移動平均という3指標全てでこれほど低水準となったのは他に20日間しかない。
全てのケースでこれは重要な底入れの契機となった。
S&P500が3640の水準を維持できなければ、3500のレンジが次のテクニカルな支持線になると予想。
これは2020年3月の安値から2022年1月の高値までの上昇分の50%戻しに当たる。
企業利益拡大の基盤が悪化し始めており、ファンダメンタルズの観点でも状況は危うい。
利益予想は引き下げを余儀なくされるというのが一致した見方。残念ながら利益が下振れすれば、株価も下げる。
暗い業績見通し
過去4ヶ月間、業績悪化が業績アップを上回った
シティグループ米国業績修正指数
S&P500は売られ過ぎの領域に入った。相対力指数(RSI)は27日に約27と、1月以来の低水準を記録した。市場は反発に備えている。
米国株を若干のアンダーウエートにしている。ただ、S&P500が3500前後に下げれば、買いの良いスタート地点となり得る。3330に下がればさらに魅力的となる。
まとめ
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