今週から大型ハイテク株の決算が続きます。決算内容はナスダックだけではなくS&P500の今後の株価を大きく左右します。
大型ハイテク株の決算内容はS&P500に重要
今週の大型ハイテク株の決算内容がS&P500に重要な理由は以下のとおりです。
S&P500の株価は銀行破綻の混乱、FRBの利上げ、リセッション懸念にも関わらず年初来で8%ほど上昇していますが、この上昇をけん引していたのは、ごく一部の大型ハイテク株だけだったからです。
メタ、エヌビディア、マイクロソフト、アルファベットなどは今年初めに急騰し、先月加速しています。
ナスダックは年初来で16%以上も上昇しています。
よって予想を下回る決算内容だった場合は、ハイテク株だけにとどまらず、S&P500についても大きく下落する可能性があります。
ハイテク企業の決算で注目すべき点としては、FRBのインフレ抑制計画、リセッション懸念の影響とともに人工知能での競争です。
昨年11月にChatGPTが公開されて以降、ハイテク企業では人工知能への投資を強化しています。
今週の経済指標と決算企業
4月24日(月)
シカゴ連銀全国活動指数
ダラス連銀製造業指数
コカ・コーラ(KO)
ファースト・リパブリック・バンク(FRC)
フリップス(PHG)
4月25日(火)
S&Pケースシラー住宅価格指数
新築住宅販売件数
マイクロソフト(MSFT)
アルファベット(GOOGL)
ビザ(V)
ペプシコ(PEP)
マクドナルド(MCD)
ユナイテッドパーセルサービス(UPS)
ベライゾン(VZ)
ゼネラルモーターズ(GM)
チポトレメキシカングリル(CMG)
ダナハー(DHR)
ハリバートン(HAL)
4月26日(水)
耐久財受注
卸売在庫
小売在庫
メタ・プラットフォーム(META)
ボーイング(BA)
サービスナウ(NOW)
4月27日(木)
第1四半期GDP
失業保険申請件数
住宅ローン金利
住宅販売保留件数
アマゾン(AMZN)
マスターカード(MA)
Tモバイル(TMUS)
キューリグ・ドクターペッパー(KDP)
キャピタルワン(COF)
4月28日(金)
個人支出
個人所得
PCE価格指数
シカゴPMI、ミシガン大学消費者心理
エクソンモービル(XOM)
シェブロン(CVX)
コルゲート・パルモリーブ(CL)
ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)
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