毎月の投資額はいくらがいいのか 無理のない範囲に抑える

株が乱高下した中、改めて自分のリスク許容度について考え直している方もいるでしょう。毎月の投資額はいくらがよいのでしょうか。

余裕資金の1~2割が投資資金になる

日経新聞さんの記事はこちら。

荒れ相場、積み立てを継続 長期で利益生みやすく
2024/08/10  日本経済新聞 朝刊

投資金額部分について抜粋すると

■投資に充てる金額の目安

・30代前半の夫婦共働きで月の手取り収入が計60万円、住まいは賃貸、未就学児1人という世帯

・手取りの30%を家賃、60%を生活費、保険料、交際費などに割り振るのが一つの目安で残りの10%が余裕資金で、貯蓄や投資に充てる。金額では6万円になる

■貯蓄と投資の配分

・病気・ケガ、失業など万一に備える資金を少なくとも生活費6カ月分を現預金で確保する

・5年以内に支出予定のある資金(子どもの進学費や住宅購入の頭金など)の準備

・余裕資金の8~9割を貯蓄に充て、残りの1~2割が投資に回す資金となる

・余裕資金が6万円なら毎月の投資額は0.6万~1.2万円程度

・少額でも積み立て投資を続けることが重要で貯蓄にメドが付いたら、投資に振り向ける資金を増やしていく

・万一に備える資金や5年以内に支出予定のある資金をすでに確保している場合は、余裕資金すべてを運用に充てる

・株式投信などのリスク資産は6割程度、残りの4割程度は個人向け国債など元本確保型の商品とするのが選択肢になる

・単身者でも家計の収支や貯蓄を踏まえて投資額が適切かどうかを検討する

・自分の年齢から将来起こる可能性のあるライフイベントや必要となる資金を想定することが大切

まとめ

投資資金の目安についてご紹介をしました。

投資初心者の方はこの内容通り進めてもいいでしょう。ただし、これはあくまでも目安です。

記述にもあるように貯蓄にメドがついた方や、リスクを更に取れるような方はより投資金額を増やしていってもいいです。

通常、投資期間が長くなるほどリスク許容度は高くなっていきます。

自分のリスク許容度を見極めるのによいのは徐々に投資額を増やしていくことです。そうすることで無理なく自分のリスク許容度が分かるようになってきます。

 

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