「オルカン」はやめなさい?

最近の株価暴落に付随した記事で「オルカンはやめなさい」という記事を見かけました。理由は何なのでしょうか。

「オルカン」はやめなさい?

こんな記事を見かけました。

「オルカン」はやめなさい、でも「NISAの積立」は続けなさい

内藤忍さんという方が書いているようです。

「オルカン」はやめなさいの理由の箇所を要約すると。

この投資信託は日本株の構成比率はわずか5%程度で、9割以上が外貨となっています。円高と株安の相乗効果には極めて脆弱なファンドなのです。

グローバルな株式分散投資を行うことは理にかなっていますが、このファンドだけで運用するのは外国株式に偏重した資産配分で、為替リスクの取り過ぎです。

アメリカ株の配分比率が6割以上になっています。

その後、積立は続けろとの記述があります。
1987年のブラックマンデーの時も、2008年のリーマンショックの時も、多くの個人投資家が損失を出し、マーケットから撤退しましたが、後から振り返れば急落した時こそ絶好の購入チャンスになりました。

今回も同じことが繰り返されることになると思います。

NISAの税制優遇枠を使った積立投資をやっている人はここでやめてはいけません。

ただし、積立をしている銘柄についてはリスクと投資目的に見合ったものはどうかをしっかり見直しすることが必要です。

まとめ

オルカンはダメだという記事についてご紹介をしました。

オルカンをこのように語っています。

「この投資信託は日本株の構成比率はわずか5%程度で、9割以上が外貨となっています。円高と株安の相乗効果には極めて脆弱なファンド」

構成比率についてはおっしゃるとおりで、全世界に加重平均で投資しているので当然このような比率になります。そういう設計の商品です。

よって、「円安、株高」には強いが「円高、株安」には弱い商品と言えます。

しかし、全世界に投資をする以上、外貨を持つことは仕方がないことですし、逆に外貨を資産内に持っていないことの方が大きなリスクになります。

ほとんどの日本人は給料を円でもらい、資産のほとんどを円で保有しているのでオルカンのような外貨の商品を取り入れた方がよいのです。

為替が心配な方は、現金や個人向け国債でドル円の比率を50:50などに調整すればよいでしょう。

また、オルカンを否定している割には代替えの商品については一切提示をしていません。

「積立をしている銘柄についてはリスクと投資目的に見合ったものはどうかをしっかり見直しすることが必要」

だから、その銘柄は何やねんという話です。円高にも円安にも強い商品なんて存在しません。しいて言えば、国内外の商品を組み合わせたようなバランスファンドでしょうか。

 

今回の株式暴落でネット上には様々な記事が出回りましたが、自分の頭でよく考え冷静に行動していくことが必要ですね。

ともに、雑音に惑わされることなくコツコツとやっていきましょう。

 

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