移住で最も安く暮らせる都道府県は?後悔しないために事前の調査が重要

将来は移住して暮らしたいと考えている方も多いと思います。しかし、移住して後悔することがないよう、特に「お金」については事前に調査をしておくことが重要です。

「経済的な豊かさランキング」のワースト1位は東京都

東証マネ部さんの記事はこちら

移住を考えるなら「お金」も大事! もっとも安く暮らせる都道府県は? | 東証マネ部!
近年、取り上げられることが多い「移住」。以前は就労がネックに...

調査対象
各都道府県の『中央世帯(可処分所得上位40~60%の世帯)』

1.物価ランキング

物価が高い
1位 東京都 104.5
2位 神奈川県 103.0
3位 京都府 101.1
4位 北海道 100.8
4位 山形県 100.8
6位 千葉県 100.6
7位 埼玉県 100.3
8位 石川県 100.1
9位 滋賀県 100.0
9位 山口県 100.0

物価が安い
1位 宮崎県 96.2
2位 群馬県 96.6
3位 鹿児島県 97.2
4位 長野県 97.4
5位 奈良県 97.3
5位 岐阜県 97.3
7位 福岡県 97.5
8位 山梨県 97.7
9位 大分県 97.8
9位 岡山県 97.8

2.「可処分所得」から「基礎支出」を引いた金額(差額)ランキング
可処分所得:収入から税金などを差し引いた所得
基礎支出:食費、水道光熱費、住居費
金額が大きいほど使えるお金が多く経済的に豊かだと言える。

ベスト
1位 三重県 26万4553円
2位 富山県 26万9642円
3位 茨城県 25万8190円
4位 山形県 25万2984円
5位 福井県 25万532円
6位 徳島県 24万7654円
7位 愛知県 24万5453円
8位 岐阜県 24万5104円
9位 岡山県 24万2833円
10位 新潟県 24万1524円

ワースト
47位 沖縄県 16万9141円
46位 青森県 18万3824円
45位 長崎県 19万530円
44位 大阪県 19万569円
43位 大分県 19万1653円
42位 東京都 19万3343円
41位 愛媛県 20万2441円
40位 和歌山県 20万4156円
39位 宮崎県 20万4617円
38位 鹿児島県 20万6824円

3.通勤の機会費用ランキング
通勤によってどれだけ金銭的に損失があるか。通勤時間が長いほど金額が高い。

通勤時間が長い
1位 東京都 5万8142円
2位 神奈川県 5万5753円
3位 千葉県 4万9380円
4位 埼玉県 4万5151円
5位 大阪府 4万531円
6位 奈良県 3万7252円
7位 兵庫県 3万6506円
8位 愛知県 3万2507円
9位 京都府 2万9935円
10位 宮城県 2万7764円

通勤時間が短い
47位 島根県 1万5573円
46位 山形県 1万5782円
45位 秋田県 1万6518円
44位 宮崎県 1万6598円
43位 青森県 1万7213円
42位 鹿児島県 1万7281円
41位 島根県 1万7395円
40位 岩手県 1万7722円
39位 愛媛県 1万7781円
38位 大分県 1万8730円

4.2(差額)-3(通勤の機会費用)ランキング
通勤時間を考慮した経済的な豊かさ。

経済的に豊か
1位 三重県 23万9996円
2位 富山県 23万7390円
3位 山形県 23万7202円
4位 茨城県 23万945円
5位 福井県 22万9523円
6位 徳島県 22万4588円
7位 新潟県 22万2676円
8位 鳥取県 22万2477円
9位 岐阜県 22万2468円
10位 岡山県 21万8193円

経済的に貧しい
47位 東京都 13万5201円
46位 沖縄県 14万8124円
45位 大阪府 15万38円
44位 千葉県 16万1591円
43位 神奈川県 16万5130円
42位 青森県 16万9721円
41位 長崎県 16万9721円
40位 大分県 17万2923円
39位 兵庫県 17万6133円
38位 埼玉県 17万8914円

まとめ

最も安く暮らせる都道府県ランキングについてご紹介をしました。

■経済的な豊かさランキング(通勤時間を考慮)

ベスト
1位 三重県
2位 富山県
3位 山形県
4位 茨城県
5位 福井県

ワースト
1位 東京都
2位 沖縄県
3位 大阪県
4位 千葉県
5位 神奈川県

通勤時間を考慮すると東京都がワースト1という結果になりました。通勤時間を考慮しなくてもワースト10には入っています。それだけ、住居費を中心とした生活費が高いということです。

首都圏が上位を連ねるこの結果を見るといろいろと考えさせられます。

ベスト10には、富山県、福井県などはランクインすると思っていましたが、山形県、新潟県、茨城県、徳島県、鳥取県あたりは意外な結果でした。

富山、福井などのように大企業があるのでしょうか?

もし、FIRE後に移住を考えているのであれば「1.物価ランキング」が参考にはなります。

ただし、目安程度に考えた方がいいです。同じ県内でも隣町になると水道代は2倍なんてこともありますので、より詳細に調べた方がよいでしょう。

もし、私が移住するとすれば、「雪が降らない温暖な地方の都市部」です。車を使わなくても暮らすことができるエリアというのは必須です。

“物価が安いベスト10から”選ぶとすれば、福岡県、岡山県あたりでしょうか。福岡県はどこで聞いても評判がよく暮らしやすそうです。

過去いくつかの地方都市に住んだことがありますが、「お金」で感じるのはよく言われるように住居費は安いが、食費などの生活費は首都圏などの都市部よりも高いことが多いです。

これは、絶対的な人数と企業の競争が少ないからでしょう。

このような状況なので車を所有してしまうと、あっという間に首都圏などの都市部の生活費を超えてしまう可能性が大きいです。

 

移住先で仕事を探すのであれば、「2.「可処分所得」から「基礎支出」を引いた金額(差額)ランキング」や「4.2(差額)-3(通勤の機会費用)ランキング」が参考になります。

先ほどの私の基準で”経済的な豊かさランキング(通勤時間を考慮)”から選ぶとすれば岡山県でしょうか。

各ランキングから移住先について大きくは絞ることができるのではないでしょうか?

「お金」は関係ないよ。という方がいたとしても後でボディブローのように効いてきますので、移住先の「お金」に関する内容は優遇制度、支援金など含め詳細に調べておきましょう。

 

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