アメリカ人が快適なリタイア生活を送るには170万ドルが必要 達成するための貯金額

アメリカ人は快適な引退生活を送るには170万ドルが必要だと考えています。170万ドルとは1ドル=150円で計算をすると2億5千5百万円にもなります。

アメリカ人が快適なリタイア生活を送るには170万ドルが必要

チャールズ・シュワブの最近の調査によると、アメリカの労働者は退職のために平均170万ドル(2億5千5百万円)の貯蓄が必要だと考えています。
そして、半数弱は目標額を達成できそうだと答えています。

リタイアの障害となるものとしては、以下の項目をあげています。

・インフレ
・毎月の出費を抑える
・株式市場の変動
・予期せぬ出費
・クレジットカードの負債返済
・子供の教育費の節約・支払
 
アメリカのファイナンシャルプランナーは退職金として年収の10%から15%を貯蓄することを推奨しているそうです。
しかし、まだそこまで貯蓄できていなくても、慌てる必要はないとのこと。
バンガードの「How America Saves 2022」レポートによると、雇用者負担の退職金制度を持つ労働者は、平均して収入の7%程度しか退職金として拠出していないそうです。

170万ドルを達成するための貯蓄額

65歳までに170万ドルを貯めるには、毎月いくら貯めればよいかをご紹介します。
※円は1ドル=150円で計算

■25歳から

年率4%の収益がある場合:月額1,433.51ドル(約21万5千円)

収入の10%を貯金する場合に必要な年収:172,021ドル(約2580万円)
収入の15%を貯金する場合に必要な年収:114,686ドル(約1720万円)

年率6%の収益がある場合:月額853.63ドル(約12万8千円)

収入の10%を貯金する場合に必要な年収:102,436ドル(約1530万円)
収入の15%を貯金する場合に必要な年収:68,294ドル(約1020万円)

年率8%の収益がある場合月額 486.97ドル(約7万3千円)

収入の 10% を貯金する場合に必要な年収:58,436ドル(約876万円)
収入の 15% を貯金する場合に必要な年収:38,959ドル(約584万円)

 

■30歳から

年率4%の収益がある場合:月額1,860.5ドル(約27万9千円)

収入の10%を貯金する場合に必要な年収:223,260ドル(約3340万円)
収入の15%を貯金する場合に必要な年収:148,848ドル(約2232万円)

年率6%の収益がある場合:月額1193.23ドル(約17万8千円)

収入の10%を貯金する場合に必要な年収:143,187ドル(約2140万円)
収入の15%を貯金する場合に必要な年収:95,463ドル(約1430万円)

年率8%の収益がある場合月額 741.1ドル(約11万1千円)

収入の 10% を貯金する場合に必要な年収:88,932ドル(約1330万円)
収入の 15% を貯金する場合に必要な年収:59,291ドル(約889万円)

 

■40歳から

年率4%の収益がある場合:月額3,306.56ドル(約49万5千円)

収入の10%を貯金する場合に必要な年収:396,787ドル(約5951万円)
収入の15%を貯金する場合に必要な年収:264,538ドル(約3968万円)

年率6%の収益がある場合:月額2,453.12ドル(約36万7千円)

収入の10%を貯金する場合に必要な年収:294,375ドル(約4415万円)
収入の15%を貯金する場合に必要な年収:196,260ドル(約2943万円)

年率8%の収益がある場合月額 1787.54ドル(約26万8千円)

収入の 10% を貯金する場合に必要な年収:214,505ドル(約3217万円)
収入の 15% を貯金する場合に必要な年収:143,010ドル(約2145万円)

まとめ

アメリカ人が目指している170万ドル(2億5千5百万円)のリタイア資金についてご紹介をしました。

半数弱の方がこの金額を達成できると答えているのには驚きです。

日本とはスケールが全く違い、日本で言われている老後資金2千万円とは大きな差があります。日本円に計算している時点で計算間違えかと思ってしましました。

また、説明はなくとも投資をすることが前提になっています。

金額は全く参考になりませんが、このデータから私達が資産を増やすためにできることは、

若い時からなるべく早く、貯蓄と投資を始める
の一言になります。
 
この金額を見てしますとアメリカに生まれるのもなかなかハードです。
しかし、アメリカはインフレ率が上昇しても給料が増えていますが、日本は給与が上がらないまま、インフレ率が上昇してきているのでよりハードな状況にならないとも言えません。
 
改めてデータで見ると、貯蓄が40,50代でゼロの方が老後の為の資金を貯めるのになかなかハードモードだということがよく分かります。

しかし、諦めてしまってはそこで終わってしまいます。何歳からでも貯蓄と投資をコツコツと積み重ね、1年毎に自分の人生を良くしていきましょうね。
 
 
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